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温和
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おんわ
ふりがな文庫
“
温和
(
おんわ
)” の例文
右の
頬
(
ほお
)
を打つ者あらば左をも
叩
(
たた
)
かせよというがごとき、
柔順
(
じゅうじゅん
)
温和
(
おんわ
)
の道を説き、道徳上の理想としてこれが一般社会に説かれたのである。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
彼
(
かれ
)
は、
人柄
(
ひとがら
)
としては、まことに
温和
(
おんわ
)
な
風貌
(
ふうぼう
)
の
分別盛
(
ふんべつざか
)
りの
紳士
(
しんし
)
である。
趣味
(
しゅみ
)
がゴルフと
読書
(
どくしょ
)
だという。そして、
井口警部
(
いぐちけいぶ
)
との
間
(
あいだ
)
に、
次
(
つぎ
)
のような
会話
(
かいわ
)
があつた。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
平生
(
へいぜい
)
はちょいちょい
私
(
わたくし
)
のところへもお
詣
(
まい
)
りに
来
(
く
)
る、
至
(
いた
)
って
温和
(
おんわ
)
な、そして
顔立
(
かおだち
)
もあまり
悪
(
わる
)
くはない
女
(
おんな
)
なのでございますのに、
嫉妬
(
しっと
)
の
為
(
た
)
めには
斯
(
こ
)
んなにも
精神
(
こころ
)
が
狂
(
くる
)
って
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
なほこの
帶
(
たい
)
は
氣候
(
きこう
)
が
温和
(
おんわ
)
で
人
(
ひと
)
の
居住
(
きよじゆう
)
にも
適當
(
てきとう
)
し、また
高山
(
こうざん
)
の
中腹
(
ちゆうふく
)
以下
(
いか
)
の
地
(
ち
)
なのですから、
土地
(
とち
)
が
早
(
はや
)
くから
開
(
ひら
)
け
人口
(
じんこう
)
が
多
(
おほ
)
く、
物産
(
ぶつさん
)
の
出
(
で
)
るのも、ほかの
帶
(
たい
)
よりずつと
多量
(
たりよう
)
です。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
もとより、すぐれた才気はあったが、善良であったに相違ない。
温和
(
おんわ
)
であったに相違ない。
道鏡
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
▼ もっと見る
余はコロボックルは
温和
(
おんわ
)
なる
生活
(
せいくわつ
)
を爲せし者と考ふ
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
女々
(
めめ
)
しいとか、
意気地
(
いくじ
)
なしにも
解
(
と
)
れるが、僕のここに用いた女らしいというは善意に
解
(
と
)
いたので、
温和
(
おんわ
)
柔順
(
じゅうじゅん
)
の意味である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
和
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“温”で始まる語句
温
温泉
温順
温柔
温気
温暖
温味
温泉宿
温泉場
温習