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すいせん
ふりがな文庫
“
推薦
(
すいせん
)” の例文
……その……何んとかいったなあもう一人の養子は……何んとかいった、それにわしが
推薦
(
すいせん
)
したのがもとになったんだ。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
政府はこれを任命しないとしても、これを
推薦
(
すいせん
)
するのであるから自分の国民を
辱
(
はずかし
)
めるような人を出すはずはない。
真の愛国心
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
そうした願書は、私が
推薦
(
すいせん
)
をするなら、なんとか聞き入れられることでしょうが、私はそんなことはしませんよ。
城
(新字新仮名)
/
フランツ・カフカ
(著)
「そうだ、ぼくらは
偉大
(
いだい
)
な首領をいただいて幸福だ、ぼくはいまドノバン君を大統領に
推薦
(
すいせん
)
したいと思う」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
「このさい、伊豆伍のほうの
油御用
(
あぶらごよう
)
はお出入りを差しとめ、いずくか然るべき——それにつけて、拙者
推薦
(
すいせん
)
いたしたきは、下谷長者町の筆屋幸兵衛なるもの……」
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
「ああよいお覚悟じゃ。時に、正しい修行には正しい師匠を取らねばならぬ……わしがその正しい剣道の師匠を其許に
推薦
(
すいせん
)
する、その人について修行なさるがよい」
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
と新太郎君は商売柄
推薦
(
すいせん
)
した。しかしそれが
因
(
もと
)
で洋装の話が始まって、二夫婦洋行の問題は立ち消えになってしまった。相婿が二人がかりで長いこと調子を合せた後
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
もっとも自分で運動した訳でもないのですが、この学校にいた知人が私を
推薦
(
すいせん
)
してくれたのです。
私の個人主義
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
これを
讀
(
よ
)
むものも
亦
(
ま
)
た
其
(
その
)
心
(
こゝろ
)
して
讀
(
よま
)
ざる
可
(
べ
)
からず、
涙香
(
ルイコウ
)
子
探偵小説
(
たんていせうせつ
)
の
如
(
ごと
)
く
俗
(
ぞく
)
を
喜
(
よろこ
)
ばすものにてなき由を
承知
(
しようち
)
して一
讀
(
どく
)
せば
自
(
みづか
)
ら
妙味
(
みようみ
)
を
發見
(
はつけん
)
すべきなり、余はこの
書
(
しよ
)
を
讀者
(
どくしや
)
に
推薦
(
すいせん
)
するを
憚
(
はばか
)
らず
「罪と罰」の殺人罪
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
「その心臓に負けて、いやいやながら全員
一致
(
いっち
)
の
推薦
(
すいせん
)
をやったというわけか。」
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
それは玉藻を采女に
推薦
(
すいせん
)
する内儀であった。師道にももちろん異存はなかった。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
不肖何ごともわきまえないわたくしが市民諸君の
推薦
(
すいせん
)
によって市会議員に出ました以上は、わたくしも男でありますから、なるほど大きな傘の下に居れば雨には濡れないかも知れませんが
糞尿譚
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
兄が東京で商売をして居るので、彼女も出京してある家に奉公中、逗子で懇意になった老人夫婦の家の女中から高樹町の家の事を聞き込み、
自
(
みずか
)
ら
推薦
(
すいせん
)
して案内もなく女中に来たのであった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
が、
芸苑
(
げいえん
)
の春はともかく南宋画時代を出現した。その中に、八十歳を超えた李唐も画院に召されて都へ帰っていた。またその李唐の
推薦
(
すいせん
)
に依って、蕭照なる一作家も
新
(
あらた
)
に画院の一員に列していた。
人間山水図巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
子羔
(
しこう
)
だ。孔門の後輩で、子路の
推薦
(
すいせん
)
によってこの国の大夫となった・正直な・気の小さい男である。子羔が言う。内門はもう
閉
(
しま
)
ってしまいましたよ。子路。いや、とにかく行くだけは行ってみよう。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
衆議
(
しゅうぎ
)
一決のうえはいよいよ
貨物運搬
(
かもつうんぱん
)
にとりかからざるをえない。富士男の
推薦
(
すいせん
)
でいっさいの工事は仏国少年バクスターに一任し、一同はその
指揮
(
しき
)
にしたがうことにした。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
幸い今申した筆屋幸兵衛なる
律儀者
(
りちぎもの
)
を探し得ましたので、これを、伊豆屋の代りに
推薦
(
すいせん
)
いたした次第、然るに、商家に頼まれたの何のと、心外の至り、山城、近ごろ迷惑に存ずる
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
中にも教会の方などには聞き苦しいとおもうほどひどい評判をなさるのもあって、どうして星野さんが、あんな人を
推薦
(
すいせん
)
なさったんでしょうと、星野さんまで疑うらしい口ぶりでした。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
公はこれを聞かれて非常に怒られ、西郷の帰り次第、
何人
(
なにぴと
)
でも
差支
(
さしつか
)
えなきゆえ、
手討
(
てうち
)
にせよとの命令を下した。これを聞いた
大久保
(
おおくぼ
)
はそもそも西郷を
久光
(
ひさみつ
)
公に
推薦
(
すいせん
)
したのは自分である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
「画工はよしてくれ。可哀そうに、これでも帝展の
推薦
(
すいせん
)
だぜ」
変人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
と、
推薦
(
すいせん
)
して
措
(
お
)
かなかった。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこで十五少年の父母は
醵金
(
きょきん
)
をしてケートのために
閑雅
(
かんが
)
な幼稚園を建て、その園長に
推薦
(
すいせん
)
した。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
昨日も話した通り、君から先ず秀子さんを
推薦
(
すいせん
)
するんだ。
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
最初その会社へ私を
推薦
(
すいせん
)
してくれた先輩の三好さんは
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
“推薦”の解説
推薦(すいせん)とは、評価を要する一つの物事について、優れている、適しているなど高く評価した事物(個人・個体、集団、その他の事物)を、裁量権を有する相手に知らせて採用を促すこと(用例:「委員長に―する」「委員長―(※委員長が推薦するという意味)」「―文」「―状」「―図書」)。地位や名誉、責任などを伴う一つの立場に対して、就任するにふさわしい人や集団を推薦することは、推挙/吹挙/吹嘘(すいきょ)とも言う(用例:「委員長に―」「横綱に―」「新撰組を―」)。
(出典:Wikipedia)
推
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
薦
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
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