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掘立小屋
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ほつたてごや
ふりがな文庫
“
掘立小屋
(
ほつたてごや
)” の例文
彼
(
かれ
)
は
少
(
すこ
)
しばかり
餘
(
あま
)
してあつた
蓄
(
たくは
)
へから
蝕
(
むしくひ
)
でも
何
(
なん
)
でも
柱
(
はしら
)
になる
木
(
き
)
やら
粟幹
(
あはがら
)
やらを
求
(
もと
)
めて、
家
(
いへ
)
の
横手
(
よこて
)
へ
小
(
ちひ
)
さな二
間
(
けん
)
四
方
(
はう
)
位
(
ぐらゐ
)
な
掘立小屋
(
ほつたてごや
)
を
建
(
た
)
てる
計畫
(
けいくわく
)
をした。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
見れば此道路の最初の右側に、内地では見ることの出来ない異様なる
掘立小屋
(
ほつたてごや
)
がある。小屋の左右及び
後背
(
うしろ
)
は林を倒して、二三段歩の平地が開かれて居る。
空知川の岸辺
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
時
(
とき
)
に、
一歩
(
いちぶ
)
の
路用
(
ろよう
)
を
整
(
とゝの
)
へて、
平吉
(
へいきち
)
がおはむきに、
最
(
も
)
う
七
(
なゝ
)
ツさがりだ、
掘立小屋
(
ほつたてごや
)
でも
一晩
(
ひとばん
)
泊
(
とま
)
んねな
兄哥
(
あにい
)
、と
云
(
い
)
つてくれたのを、いや、
瓜井戸
(
うりゐど
)
の
娼妓
(
おいらん
)
が
待
(
ま
)
つて
居
(
ゐ
)
らと、
例
(
れい
)
の
己
(
おれ
)
が、でから
見得
(
みえ
)
を
張
(
は
)
つた。
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
掘立小屋
(
ほつたてごや
)
が
出來
(
でき
)
てから
勘次
(
かんじ
)
はそれでも
近所
(
きんじよ
)
で
鍋
(
なべ
)
や
釜
(
かま
)
や
其
(
そ
)
の
他
(
た
)
の
日用品
(
にちようひん
)
を
少
(
すこ
)
しは
貰
(
もら
)
つたり
借
(
か
)
りたりして
使
(
つか
)
つた。おつぎは
其
(
そ
)
の
間
(
あひだ
)
一
心
(
しん
)
に
燒
(
や
)
けた
鍋釜
(
なべかま
)
を
砥石
(
といし
)
でこすつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
狹苦
(
せまくる
)
しい
掘立小屋
(
ほつたてごや
)
は
彼
(
かれ
)
が
當初
(
はじめ
)
に
思
(
おも
)
ひ
込
(
こ
)
んだ
程
(
ほど
)
彼
(
かれ
)
の
爲
(
ため
)
に
幸
(
さいはひ
)
な
處
(
ところ
)
ではなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
掘
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“掘立小”で始まる語句
掘立小舎