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所謂
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いはゆ
ふりがな文庫
“
所謂
(
いはゆ
)” の例文
そして二
枚
(
まい
)
の
大畫
(
たいぐわ
)
(
今日
(
けふ
)
の
所謂
(
いはゆ
)
る
大作
(
たいさく
)
)が
並
(
なら
)
べて
掲
(
かゝ
)
げてある
前
(
まへ
)
は
最
(
もつと
)
も
見物人
(
けんぶつにん
)
が
集
(
たか
)
つて
居
(
ゐ
)
る二
枚
(
まい
)
の
大畫
(
たいぐわ
)
は
言
(
い
)
はずとも
志村
(
しむら
)
の
作
(
さく
)
と
自分
(
じぶん
)
の
作
(
さく
)
。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
律せんとするにあらず。されど
所謂
(
いはゆ
)
る当今の或る傾向に就いては、甚だ寒心に堪へざるものなからず。
文壇一夕話
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
親
(
おや
)
も
兄弟
(
きやうだい
)
もない
僕
(
ぼく
)
の
身
(
み
)
には、こんな
晩
(
ばん
)
は
頗
(
すこぶ
)
る
感心
(
かんしん
)
しないので、おまけに
下宿住
(
げしゆくずまひ
)
、
所謂
(
いはゆ
)
る半夜燈前十年事、一時和雨到心頭といふ一
件
(
けん
)
だから
堪忍
(
たまつ
)
たものでない
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
雲飛は
所謂
(
いはゆ
)
る
掌中
(
しやうちゆう
)
の
珠
(
たま
)
を
奪
(
うば
)
はれ殆ど
死
(
し
)
なうとまでした、
諸所
(
しよ/\
)
に人を
出
(
だ
)
して
搜
(
さが
)
さしたが
踪跡
(
ゆきがた
)
が
全
(
まる
)
で
知
(
しれ
)
ない、其中二三年
經
(
た
)
ち或日
途中
(
とちゆう
)
でふと
盆石
(
ぼんせき
)
を賣て居る者に
出遇
(
であつ
)
た。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
それより
一週間
(
いつしうかん
)
ばかり
經
(
た
)
つて、
兒玉進五
(
こだましんご
)
の
宅
(
たく
)
で
彼
(
かれ
)
の
所謂
(
いはゆ
)
る
同窓會
(
どうさうくわい
)
が
開
(
ひら
)
かれた。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
ごろりと
轉
(
ころ
)
げて
大
(
だい
)
の
字
(
じ
)
なり、
坐團布
(
ざぶとん
)
を
引寄
(
ひきよ
)
せて
二
(
ふた
)
つに
折
(
をつ
)
て
枕
(
まくら
)
にして
又
(
また
)
も
手當次第
(
てあたりしだい
)
の
書
(
ほん
)
を
讀
(
よ
)
み
初
(
はじ
)
める。
陶淵明
(
たうえんめい
)
の
所謂
(
いはゆ
)
る「不
レ
求
二
甚解
一
」
位
(
くらゐ
)
は
未
(
ま
)
だ
可
(
よ
)
いが
時
(
とき
)
に一ページ
讀
(
よ
)
むに一
時間
(
じかん
)
もかゝる
事
(
こと
)
がある。
都の友へ、B生より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
“所謂”の意味
《連体詞》
所 謂(しょい、いわゆる)
いわゆる。世間で一般的に言うところの。
(出典:Wiktionary)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
謂
漢検準1級
部首:⾔
16画
“所謂”で始まる語句
所謂因縁