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御難儀
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ごなんぎ
ふりがな文庫
“
御難儀
(
ごなんぎ
)” の例文
嘸
(
さぞ
)
御難儀
(
ごなんぎ
)
ならん
向前
(
むかうまへ
)
と
云
(
いひ
)
類商賣
(
るゐしやうばい
)
の事なれば此度に限らず御都合次第何時にても御遠慮なく仰越れよと
快
(
こゝろ
)
よく
貸
(
かし
)
ければ三郎兵衞大いに
悦
(
よろこ
)
び
書付
(
かきつけ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
後
(
あと
)
で
御伺
(
おうかが
)
いすると、あの
場合
(
ばあい
)
、
命
(
みこと
)
が
御難儀
(
ごなんぎ
)
を
脱
(
のが
)
れ
得
(
え
)
たのは、
矢張
(
やは
)
りあの
御神剣
(
ごしんけん
)
のお
蔭
(
かげ
)
だったそうで、
燃
(
も
)
ゆる
火
(
ひ
)
の
中
(
なか
)
で
命
(
みこと
)
がその
御鞘
(
おんさや
)
を
払
(
は
)
われると
同時
(
どうじ
)
に
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「それはさぞかし
御難儀
(
ごなんぎ
)
だったでしょう。御食事は勿論、御召し物さえ、御不自由勝ちに違いありませんから。」
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
持
(
もち
)
ものはおあんなさるし……では、
恁
(
か
)
うなさると
可
(
い
)
い。……
日當
(
ひあた
)
りに
御難儀
(
ごなんぎ
)
でも
暫時
(
しばらく
)
此處
(
こゝ
)
においでなすつて、二三
人
(
にん
)
、
誰
(
だれ
)
か
來
(
く
)
るのを
待合
(
まちあ
)
はせて、それとなく
一所
(
いつしよ
)
に
行
(
い
)
らしつたら
可
(
い
)
いでせう。……
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「それはさぞ、
御難儀
(
ごなんぎ
)
でございましょう、ここはかがみと云う処でございます、むさくろしい処でおかまいなければ、野の中の一軒家で、夜は涼しゅうございます、お泊りになってくださいませ」
赤い土の壺
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
咄
(
はな
)
せしゆゑ
何
(
なに
)
にしても文右衞門樣の御身の
上
(
うへ
)
が
案
(
あん
)
じらるゝにより
急
(
いそ
)
ぎ只今
御尋
(
おたづ
)
ね申せし
譯
(
わけ
)
又
(
また
)
大恩
(
だいおん
)
請
(
うけ
)
たる文右衞門樣に
何
(
なに
)
意恨
(
いこん
)
あつて
御難儀
(
ごなんぎ
)
になる事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「はい、
御難儀
(
ごなんぎ
)
でござつたろ。」
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
流して申にぞ九助は
元來
(
もとより
)
正直者
(
しやうぢきもの
)
故我が身の上に
引當
(
ひきあて
)
て
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
に思ひ
直樣
(
すぐさま
)
八十兩の金を取出し扨々夫は
御難儀
(
ごなんぎ
)
至極
(
しごく
)
殊
(
こと
)
に御老母の病氣
養生
(
やうじやう
)
の爲に
落
(
おと
)
したる金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
御難儀
(
ごなんぎ
)
の
段
(
だん
)
察
(
さつ
)
し
入
(
い
)
る
處
(
ところ
)
なり。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
難
常用漢字
小6
部首:⾫
18画
儀
常用漢字
中学
部首:⼈
15画
“御難”で始まる語句
御難
御難渋
御難澁
御難義