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彌生
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やよひ
ふりがな文庫
“
彌生
(
やよひ
)” の例文
新字:
弥生
されども
天
(
てん
)
は
美人
(
びじん
)
を
生
(
う
)
んで
美人
(
びじん
)
を
惠
(
めぐ
)
まず
多
(
おほ
)
くは
良配
(
りやうはい
)
を
得
(
え
)
ざらしむとかいへり、
彌生
(
やよひ
)
の
花
(
はな
)
は
風
(
かぜ
)
必
(
かなら
)
ずさそひ
十五夜
(
じふごや
)
の
月
(
つき
)
雲
(
くも
)
かゝらぬはまことに
稀
(
まれ
)
なり
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
日は既に暮れ果てて、朧げながら照り渡る
彌生
(
やよひ
)
半
(
なかば
)
の春の夜の月、天地を鎖す青紗の幕は、雲か烟か、
將
(
は
)
た霞か、風雄のすさびならで、生死の境に爭へる身のげに一刻千金の夕かな。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
ヘイ水揚
物
(
もの
)
も御座りましたが夫も
大略
(
あらかた
)
結了
(
かたづい
)
て少の
閑
(
ひま
)
を得ましたより參りし
解
(
わけ
)
も外ならず時も
彌生
(
やよひ
)
の好時節上野
隅田
(
すみだ
)
の花も
咲出
(
さきいで
)
何處も彼所も
賑
(
にぎは
)
ふゆゑ
貧富
(
ひんぷ
)
を問ず己が
隨意
(
まゝ
)
割籠
(
わりご
)
を造り
酒器
(
さゝへ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
奧方の
彌生
(
やよひ
)
樣はあばたで大
嫉妬
(
やきもち
)
と來てるからたまらない。
銭形平次捕物控:211 遠眼鏡の殿様
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
彌生
(
やよひ
)
ついたち、はつ燕
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
彌生
(
やよひ
)
のみ空と若き命
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
彌生
(
やよひ
)
小窓
(
こまど
)
にあがなひて
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
彌生
(
やよひ
)
をかけて夏草の
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
買
馴染
(
なじみ
)
互
(
たが
)
ひに惡からず思ひ居たりしうち或時不
動院
(
どうゐん
)
と
馴合
(
なれあひ
)
彼のお芳を盜み出し寺へ
匿
(
かくま
)
ひ置しが其後
彌生
(
やよひ
)
の
節句
(
せつく
)
となりて庭にてお芳に田樂を
燒
(
やか
)
せ法印始九郎兵衞其外土地の
破落戸
(
ならずもの
)
五六人集り酒を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
尋る中
彌生
(
やよひ
)
の空も十九日
子待
(
ねまち
)
の月の
稍
(
やゝ
)
出て
朧
(
おぼろ
)
ながらに差かゝる
堤
(
つゝみ
)
の
柳
(
やなぎ
)
戰々
(
そよ/\
)
と
吹亂
(
ふきみだ
)
れしも物
寂寞
(
さびしく
)
水音
(
みづおと
)
高
(
たか
)
き大井川の此方の
岡
(
をか
)
へ來
掛
(
かゝ
)
るに何やらん二
疋
(
ひき
)
の犬が
爭
(
あらそ
)
ひ居しが安五郎を見ると
齊
(
ひと
)
しく
咥
(
くは
)
へし物を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彌
部首:⼸
17画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“彌生”で始まる語句
彌生式土器
彌生式
彌生子
彌生町
彌生盡
彌生式貝塚
彌生式研究會
彌生式土器破片