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山國
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やまぐに
ふりがな文庫
“
山國
(
やまぐに
)” の例文
新字:
山国
父
(
とう
)
さんの
田舍
(
ゐなか
)
は
信濃
(
しなの
)
の
山國
(
やまぐに
)
から
平
(
たひら
)
な
野原
(
のはら
)
の
多
(
おほ
)
い
美濃
(
みの
)
の
方
(
はう
)
へ
降
(
おり
)
て
行
(
ゆ
)
く
峠
(
たうげ
)
の一
番
(
ばん
)
上
(
うへ
)
のところにあつたのです。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
冬
(
ふゆ
)
の
日
(
ひ
)
の、
山國
(
やまぐに
)
の、
名
(
な
)
にしおふ
越路
(
こしぢ
)
なり、
其日
(
そのひ
)
は
空
(
そら
)
も
曇
(
くも
)
りたれば、
漸
(
やうや
)
く
町
(
まち
)
をはづれると、
九頭龍川
(
くづりうがは
)
の
川面
(
かはづら
)
に、
早
(
は
)
や
夕暮
(
ゆふぐれ
)
の
色
(
いろ
)
を
籠
(
こ
)
めて、
暗
(
くら
)
くなりゆく
水蒼
(
みづあを
)
く、
早瀬
(
はやせ
)
亂
(
みだ
)
れて
鳴
(
な
)
る
音
(
おと
)
も
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ヱネチアには我髮を
烹
(
に
)
る銚あるにあらねど、わがこれを憶ふ情は、恰も幻術の力の左右するところとなれるが如くなりき。われ若し
山國
(
やまぐに
)
の
産
(
うまれ
)
ならば、此情はやがて世に
謂
(
い
)
ふ
思郷病
(
ノスタルジア
)
なるべし。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
山國
(
やまぐに
)
はチエスタ孃には珍しかつた。彼女は永年暑い平野の都會アトランタで暮して來たので、カンバランドの雄大で變化に富んだ風物を喜んだ。彼女は滯在中の一刻をも惜んで樂しみ度いと思つた。
水車のある教会
(旧字旧仮名)
/
オー・ヘンリー
(著)
海の
郷
(
さと
)
離
(
か
)
れて
山國
(
やまぐに
)
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
▼ もっと見る
山國
(
やまぐに
)
の
山
(
やま
)
を、
町
(
まち
)
へ
掛
(
か
)
けて、
戸外
(
おもて
)
の
夜
(
よる
)
の
色
(
いろ
)
は、
部室
(
へや
)
の
裡
(
うち
)
からよく
知
(
し
)
れる。
霰ふる
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
國
部首:⼞
11画
“山”で始まる語句
山
山家
山路
山羊
山茶花
山間
山中
山谷
山毛欅
山車