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こいで
ふりがな文庫
“
小出
(
こいで
)” の例文
我が越後にも化石渓あり、
魚沼郡
(
うをぬまこほり
)
小出
(
こいで
)
の
在
(
ざい
)
羽川
(
はかは
)
といふ
渓
(
たに
)
水へ
蚕
(
かひこ
)
の
腐
(
くさり
)
たるを
流
(
ながし
)
しが一夜にして石に
化
(
くわ
)
したりと
友人
(
いうじん
)
葵亭翁
(
きていをう
)
がかたられき。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「今から十余年まえに、江戸屋敷で
小出
(
こいで
)
小十郎という者が切腹して死んだ、あれは岡崎でもかなり評判になったから知っているだろう」
日本婦道記:墨丸
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
十時十八分に
小千谷
(
おぢや
)
駅に達する、そこから人力車または馬車で約五里を行くと
小出
(
こいで
)
町である、小出から爪先上りとなって約三里を行くと
平ヶ岳登攀記
(新字新仮名)
/
高頭仁兵衛
(著)
先生はさように
賑
(
にぎ
)
やかな囃子が、私の心に始まっているとは知らないから、無遠慮にも次の問題を
小出
(
こいで
)
と言って、しばしば難題を吹きかけるのであった。
楢重雑筆
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
それは前年の夏、兄や
賀古
(
かこ
)
氏が、
小出
(
こいで
)
、
大口
(
おおぐち
)
、佐佐木氏等を
浜町
(
はまちょう
)
の常磐にお招きして、時代に相応した歌学を研究するために一会を起そうという相談をしたのでした。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
▼ もっと見る
わっしは能登の
小出
(
こいで
)
ヶ崎で生れて十の時に、越後の三条にある
包丁鍛冶
(
ほうちょうかじ
)
へ、ふいご吹きの小僧にやられ、十四でそこを飛びだしてから、
碓氷峠
(
うすいとうげ
)
の荷物かつぎやら、宿屋の風呂
焚
(
た
)
き
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あの
酔漢
(
よっぱらい
)
は
丸山本妙寺
(
まるやまほんみょうじ
)
中屋敷に住む人で、元は
小出
(
こいで
)
様の御家来であったが、
身持
(
みもち
)
が悪く、
酒色
(
しゅしょく
)
に
耽
(
ふけ
)
り、
折々
(
おり/\
)
は
抜刀
(
すっぱぬき
)
などして人を
威
(
おど
)
かし乱暴を働いて
市中
(
しちゅう
)
を
横行
(
おうぎょう
)
し、
或時
(
あるとき
)
は料理屋へ
上
(
あが
)
り込み
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と歌つた
小出
(
こいで
)
の林は、その頃から既に伐採されて、楢や櫟の木が無慘に伐られ、白日の下に
生生
(
なまなま
)
しい切株を見せて居たが、今では全く開拓されて、市外の遊園地に通ずる自動車の道路となつてる。
宿命
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
始め
松平
(
まつだひら
)
左近將監
酒井
(
さかゐ
)
讃岐守
戸田
(
とだ
)
山城守
水野
(
みづの
)
和泉守
若年寄
(
わかどしより
)
には
水野
(
みづの
)
壹岐守
本多
(
ほんだ
)
伊豫守
太田
(
おほた
)
備中守松平左京太夫御側御用人には
石川
(
いしかは
)
近江守
寺社
(
じしや
)
奉行には
黒田
(
くろだ
)
豐前守
小出
(
こいで
)
信濃守
土岐
(
とき
)
丹後守
井上
(
ゐのうへ
)
河内守
大目附
(
おほめつけ
)
には松平相摸守
奧津
(
おきつ
)
能登守
上田
(
うへだ
)
周防守
有馬
(
ありま
)
出羽守町奉行には大岡越前守
諏訪
(
すは
)
美濃守
御勘定
(
ごかんぢやう
)
奉行には
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
我が越後にも化石渓あり、
魚沼郡
(
うをぬまこほり
)
小出
(
こいで
)
の
在
(
ざい
)
羽川
(
はかは
)
といふ
渓
(
たに
)
水へ
蚕
(
かひこ
)
の
腐
(
くさり
)
たるを
流
(
ながし
)
しが一夜にして石に
化
(
くわ
)
したりと
友人
(
いうじん
)
葵亭翁
(
きていをう
)
がかたられき。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
葉川村は越後のくに
小出
(
こいで
)
の郊外で、越後街道に面し、また会津若松へ通ずる六十里越えの山道が、うしろにのびていた。
榎物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
自分が
小出
(
こいで
)
町へ遊びに行った時に、三
魚沼
(
うおぬま
)
は深山地であるが、何という山が一番に高いかと、郡役所の書記をしておられた小島という人に聞くと、先年参謀本部の役人が調査されて
平ヶ岳登攀記
(新字新仮名)
/
高頭仁兵衛
(著)
あとに残した三好武蔵守、
小出
(
こいで
)
播磨
(
はりま
)
守などへも
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小出
(
こいで
)
の林を歩きし昔。
短歌
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“小出”で始まる語句
小出嶋
小出播磨守
小出楢重
小出俣
小出粲
小出雲
小出町
小出兵庫
小出吉英
小出河岸