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孫一
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まごいち
ふりがな文庫
“
孫一
(
まごいち
)” の例文
それをニヤニヤ笑ってながめながら、秀吉、足を
拭
(
ふ
)
いて
楯
(
たて
)
の上にあがった。加藤
孫一
(
まごいち
)
、すがたは見せないが、向こうの楯のかげで
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
言
(
い
)
ふにも
及
(
およ
)
ばない
事
(
こと
)
、
奴隷
(
どれい
)
の
恥
(
はぢ
)
も、
苦
(
くるし
)
みも、
孫一
(
まごいち
)
は、
其
(
そ
)
の
座
(
ざ
)
で
解
(
と
)
けて、
娘
(
むすめ
)
の
哥鬱賢
(
こうつけん
)
が
贐
(
はなむけ
)
した
其
(
そ
)
の
鸚鵡
(
あうむ
)
を
肩
(
かた
)
に
据
(
す
)
ゑて。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其
(
そ
)
の
蔭
(
かげ
)
に、
端麗
(
あでやか
)
さも
端麗
(
あでやか
)
に、
神々
(
かう/″\
)
しさも
神々
(
かう/″\
)
しい、
緋
(
ひ
)
の
袴
(
はかま
)
の
姫
(
ひめ
)
が、お
一方
(
ひとかた
)
、
孫一
(
まごいち
)
を
一目
(
ひとめ
)
見
(
み
)
なすつて
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
孫一
(
まごいち
)
、やりおったの」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
若い人は
筑前
(
ちくぜん
)
の
出生
(
うまれ
)
、博多の
孫一
(
まごいち
)
と云ふ
水主
(
かこ
)
でね、十九の年、……七年前、福岡藩の米を積んだ、千六百
石
(
こく
)
の
大船
(
たいせん
)
に、
乗組
(
のりくみ
)
の
人数
(
にんず
)
、船頭とも二十人、
宝暦
(
ほうれき
)
午
(
うま
)
の
年
(
とし
)
十月六日に
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
「
孫一
(
まごいち
)
」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
孫一
(
まごいち
)
も其の一人だつたの……此の人はね、乳も涙も
漲
(
みなぎ
)
り落ちる
黒女
(
くろめ
)
の
俘囚
(
とりこ
)
と
一所
(
いっしょ
)
に、島々を
目見得
(
めみえ
)
に廻つて、其の
間
(
あいだ
)
には、日本、日本で、見世ものの小屋に置かれた事もあつた。
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
孫一
(
まごいち
)
は、
天
(
てん
)
の
助
(
たす
)
けか、
其
(
そ
)
の
土地
(
とち
)
では
賣
(
う
)
れなくつて——とう/\
蕃蛇剌馬
(
ばんじやらあまん
)
で
方
(
かた
)
が
附
(
つ
)
いた——
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
渇くのは
尚
(
な
)
ほ
辛
(
つら
)
くつて、雨のない日の続く時は
帆布
(
ほぬの
)
を拡げて、
夜露
(
よつゆ
)
を受けて、
皆
(
みんな
)
が口をつけて吸つたんだつて——大概唇は破れて血が出て、——助かつた此の話の
孫一
(
まごいち
)
は、
余
(
あんま
)
り激しく吸つたため
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
孫
常用漢字
小4
部首:⼦
10画
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
“孫”で始まる語句
孫
孫子
孫悟空
孫乾
孫堅
孫策
孫呉
孫女
孫権
孫娘