“俘囚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりこ50.0%
ふしゅう42.9%
えびす7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その広汎なる知識をもってしても遂に想像できなかったほどの超人的女性の俘囚とりことなってしまって、今は黄色い悲鳴をあげるしか術のないいとも惨めな有様とはなった。
ヒルミ夫人の冷蔵鞄 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
もちろん彼はそれからバッカスの俘囚ふしゅうとなって、前後を忘却するほどの泥酔に陥った、が翌朝早く彼は自分の寝台にぱっと目を覚ました。
地球発狂事件 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
貞任はもと長髄彦の兄たる安日の後裔だと伝えられていて、明らかに俘囚えびすの族であったから、長髄明神の名からこの説があるのも無理はない。
手長と足長:土蜘蛛研究 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)