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黒女
ふりがな文庫
“黒女”の読み方と例文
読み方
割合
くろめ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くろめ
(逆引き)
孫一
(
まごいち
)
も其の一人だつたの……此の人はね、乳も涙も
漲
(
みなぎ
)
り落ちる
黒女
(
くろめ
)
の
俘囚
(
とりこ
)
と
一所
(
いっしょ
)
に、島々を
目見得
(
めみえ
)
に廻つて、其の
間
(
あいだ
)
には、日本、日本で、見世ものの小屋に置かれた事もあつた。
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
孫一
(
まごいち
)
も
其
(
そ
)
の
一人
(
ひとり
)
だつたの……
此
(
こ
)
の
人
(
ひと
)
はね、
乳
(
ちゝ
)
も
涙
(
なみだ
)
も
漲
(
みなぎ
)
り
落
(
お
)
ちる
黒女
(
くろめ
)
の
俘囚
(
とりこ
)
と
一所
(
いつしよ
)
に、
島々
(
しま/″\
)
を
目見得
(
めみえ
)
に
𢌞
(
まは
)
つて、
其
(
そ
)
の
間
(
あひだ
)
には、
日本
(
につぽん
)
、
日本
(
につぽん
)
で、
見世
(
みせ
)
ものの
小屋
(
こや
)
に
置
(
お
)
かれた
事
(
こと
)
もあつた。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
靜
(
しづ
)
かに
進
(
すゝ
)
んで
禮
(
れい
)
をする
時
(
とき
)
、
牡丹
(
ぼたん
)
に
八
(
や
)
ツ
橋
(
はし
)
を
架
(
か
)
けたやうに、
花
(
はな
)
の
中
(
なか
)
を
𢌞
(
まは
)
り
繞
(
めぐ
)
つて、
奧
(
おく
)
へ
續
(
つゞ
)
いた
高樓
(
たかどの
)
の
廊下
(
らうか
)
づたひに、
黒女
(
くろめ
)
の
妼
(
こしもと
)
が
前後
(
あとさき
)
に三
人
(
にん
)
屬
(
つ
)
いて、
淺緑
(
あさみどり
)
の
衣
(
きぬ
)
に
同
(
おな
)
じ
裳
(
も
)
をした……
面
(
おもて
)
は
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
黒女(くろめ)の例文をもっと
(2作品)
見る
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“黒”で始まる語句
黒
黒子
黒繻子
黒人
黒煙
黒白
黒雲
黒檀
黒髪
黒奴
“黒女”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花