“贐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなむけ84.6%
おく7.7%
せんべつ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言ふにも及ばない事、奴隷どれいの恥も、くるしみも、孫一は、其の座でけて、娘の哥鬱賢こうつけんはなむけした其の鸚鵡を肩にゑて。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
この稿は彼が米艦にとうじて去らんとするに際し、これを高原君におくりて紀念となしたるものなりという。松陰が横井小楠しょうなん翁に送りたるは、横井時雄氏の所蔵に拠る。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
それは大悦おほよろこびでせうよ、それではそれとおきめだネ、おまへが買つておやりでなければわたしが買つてせんべつにやらうと思つてたのです。おまへ又お忘れでないよ。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)