“小楠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうなん50.0%
せうなん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けだし改革先達の諸氏もとより曠世こうせいの人物なりといえども、その活眼卓識に至りては、多く横井小楠しょうなん翁の右に出ずるものを見ず。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
この稿は彼が米艦にとうじて去らんとするに際し、これを高原君におくりて紀念となしたるものなりという。松陰が横井小楠しょうなん翁に送りたるは、横井時雄氏の所蔵に拠る。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
丁度ちやうど世間の人が私の父を知らぬやうに、世間の人は皆横井平四郎を知つてゐる。熊本の小楠せうなん先生を知つてゐる。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
開国論の大先達と言はれる横井小楠せうなんの如きも、その一人であつた。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)