“土民(どみん)” の例文
「近日は土民(どみん)・侍(さむらい)の階級を見ざる時なり。非人三党の輩たりといえども、守護・国司の望をなすべく、左右する能はざるものなり」
糺(たゞ)す奉行職(しよく)なるぞ私しが事で濟ものか九助事は確乎なる證據有により數日(すじつ)吟味なす所なり如何に土民(どみん)なればとて理非(りひ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
手前は浪人でも土民(どみん)なぞにへえつくする事はない、残念に心得ているが、打明話を致すが、江戸に親類どもゝある身の上、江戸へ帰るにも何か土産がないが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此石出(いづ)ると土民(どみん)ども温泉寺へしらせる事なり、きはめて翌(よく)年住僧遷化(せんげ)なり、則しるしに此石を立る。九代以前より始りしが代々九代の石塔、同石同様にて少しも違(たが)はず並(なら)びあり。
此地震(このぢしん)の場合(ばあひ)に於(おい)て、大地(だいち)の開閉(かいへい)を起(おこ)した所(ところ)は、リスボンの對岸(たいがん)、アフリカのモロッコ國(こく)の首府(しゆふ)モロッコから三里(さんり)ほど離(はな)れた一部落(いちぶらく)であつて、そこにはベスンバ種族(しゆぞく)と呼(よ)ばれる土民(どみん)が住(す)まつてゐた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
Kandy(キヤンデイ) にゆく途中にて土民(どみん)等が象に命令するこゑ聞きつ
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
此石出(いづ)ると土民(どみん)ども温泉寺へしらせる事なり、きはめて翌(よく)年住僧遷化(せんげ)なり、則しるしに此石を立る。九代以前より始りしが代々九代の石塔、同石同様にて少しも違(たが)はず並(なら)びあり。
この時(とき)大地(だいち)の開閉(かいへい)によつて土民(どみん)は勿論(もちろん)、彼等(かれら)の飼(か)つてゐた畜類(ちくるい)は牛馬(ぎゆうば)、駱駝(らくだ)等(とう)に至(いた)るまで盡(こと/″\)くそれに吸(す)ひ込(こ)まれ、八千(はつせん)乃至(ないし)一萬(いちまん)の人口(じんこう)を有(ゆう)してをつたこの部落(ぶらく)は其(その)ために跡方(あとかた)もなく失(うしな)はれたといふ。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
見込て御願ひに參りし土民(どみん)の申事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)