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伎
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わざ
ふりがな文庫
“
伎
(
わざ
)” の例文
縮をおる処のものは
娶
(
よめ
)
をえらぶにも縮の
伎
(
わざ
)
を第一とし、
容儀
(
ようぎ
)
は
次
(
つぎ
)
とす。このゆゑに親たるものは娘の
幼
(
おさなき
)
より此
伎
(
わざ
)
を
手習
(
てならは
)
するを第一とす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
また、吉野の
白檮
(
かし
)
の
生
(
ふ
)
六
に
横臼
(
よくす
)
七
を作りて、その横臼に
大御酒
(
おほみき
)
を
釀
(
か
)
みて、その大御酒を獻る時に、
口鼓
(
くちつづみ
)
を撃ち
八
、
伎
(
わざ
)
をなして
九
、歌ひて曰ひしく
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
暫くは日の天に
中
(
ちゆう
)
するが如き位にありて、世の人の讚歎の聲に心惑ひ、おのが
伎
(
わざ
)
の時々刻々
降
(
くだ
)
りゆくを
曉
(
さと
)
らず、若し此時に當り早く
謀
(
はかりごと
)
をなさゞるときは
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
あわれ、今川氏真をして、鞠を蹴る
伎
(
わざ
)
の十分の一でも、文武に心を入れていたら、
可惜
(
あたら
)
、
洛陽
(
らくよう
)
に
余伎
(
よぎ
)
の人となって、諸人の見世物には
曝
(
さら
)
されまいものを……。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それが
歌舞
(
かぶ
)
管絃
(
かんげん
)
の
伎
(
わざ
)
に携わっていて、それをアソビと謂い、アソビもまた偶然に同じ「遊」の漢字を
宛
(
あ
)
てて
弁
(
べん
)
じたので、どちらが元やら後には不明になったが
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
只
宅
(
うち
)
にばかり居まして
伎
(
わざ
)
の事のみを考えて居りますから貯えとてもありません。お大名から呼びに来ても
往
(
ゆ
)
きません。贔屓のお屋敷から迎いを受けても参りません。
梅若七兵衛
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
芸に達して、天人になり澄ましていれば、羽衣さえ取返せば、人間なんぞにかかわりはないのだけれど、まだどうも未熟でね、雑念が
交
(
まじ
)
るから、正面を切って
伎
(
わざ
)
の上でもきっぱりと
行
(
や
)
り切れないんだ。
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
明らかに「
伎
(
わざ
)
」であり、また「喜劇」であった。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
二里あまり
隔
(
へだて
)
たる村より十九歳の
娵
(
よめ
)
をむかへしに、
容姿
(
すがた
)
憎
(
にく
)
からず
生質
(
うまれつき
)
柔従
(
やはらか
)
にて、
糸織
(
いとはた
)
の
伎
(
わざ
)
にも
怜利
(
かしこ
)
ければ
舅
(
しうと
)
姑
(
しうとめ
)
も
可愛
(
かあい
)
がり、
夫婦
(
ふうふ
)
の中も
睦
(
むつまし
)
く
家内
(
かない
)
可祝
(
めでたく
)
春をむかへ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
こはかゝる
伎
(
わざ
)
もて名を馳せし人の常なり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
或
(
あるひ
)
はその
伎
(
わざ
)
によりて
娶
(
よめ
)
にもらはんといはるゝ娘もあれば、利を
次
(
つぎ
)
にして名を
争
(
あらそ
)
ふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
伎
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“伎”を含む語句
伎倆
歌舞伎座
才伎
伯伎
歌舞伎
伎楽
伎芸
伎芸天
伎楽面
宇万伎
演伎
伎芸天女
優伎
歌舞伎者
阿国歌舞伎
歌舞伎見
浄伎明心乎持弖
歌舞伎若衆
歌舞伎芝居
伎倍
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