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主人夫婦
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しゆじんふうふ
ふりがな文庫
“
主人夫婦
(
しゆじんふうふ
)” の例文
主人夫婦
(
しゆじんふうふ
)
の
曇
(
くも
)
らぬ
顏
(
かほ
)
が
只管
(
ひたすら
)
恐怖
(
きようふ
)
に
囚
(
とら
)
へられた
勘次
(
かんじ
)
の
首
(
くび
)
を
擡
(
もた
)
げしめた。
殊
(
こと
)
に
内儀
(
かみ
)
さんの
迎
(
むか
)
へて
聞
(
き
)
く
態度
(
たいど
)
が、
彼
(
かれ
)
のいひたかつた
幾部分
(
いくぶぶん
)
を
漸
(
やうや
)
くに
打
(
う
)
ち
明
(
あ
)
けしめた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
當時
(
とうじ
)
二人
(
ふたり
)
とも
木造家屋
(
もくぞうかおく
)
の
二階
(
にかい
)
にをられたので、
下敷
(
したじき
)
になりながら
小屋組
(
こやぐみ
)
の
空所
(
くうしよ
)
に
挾
(
はさ
)
まり、
無難
(
ぶなん
)
に
救
(
すく
)
ひ
出
(
だ
)
されたが、
階下
(
かいか
)
にゐた
家扶
(
かふ
)
は
主人夫婦
(
しゆじんふうふ
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
を
案
(
あん
)
じながら
辛
(
から
)
うじて
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
隣
(
となり
)
の
主人
(
しゆじん
)
の
家族
(
かぞく
)
は
長屋門
(
ながやもん
)
の一
部
(
ぶ
)
に
疊
(
たゝみ
)
を
敷
(
し
)
いて
假
(
かり
)
の
住居
(
すまゐ
)
を
形
(
かたち
)
づくつて
居
(
ゐ
)
た。
主人夫婦
(
しゆじんふうふ
)
は
勘次
(
かんじ
)
の
目
(
め
)
からは
有繋
(
さすが
)
に
災厄
(
さいやく
)
の
後
(
あと
)
の
亂
(
みだ
)
れた
容子
(
ようす
)
が
少
(
すこ
)
しも
發見
(
はつけん
)
されなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
卯平
(
うへい
)
は
時々
(
とき/″\
)
は
東隣
(
ひがしとなり
)
の
門
(
もん
)
をも
潜
(
くゞ
)
つた。
主人夫婦
(
しゆじんふうふ
)
は
丈夫
(
ぢやうぶ
)
だといつても
窶
(
やつ
)
れた
卯平
(
うへい
)
を
見
(
み
)
ると
憐
(
あは
)
れになつて
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
婦
常用漢字
小5
部首:⼥
11画
“主人夫”で始まる語句
主人夫妻