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もんがく
ふりがな文庫
“もんがく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
文覚
92.9%
文覺
7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文覚
(逆引き)
後の高尾の
文覚
(
もんがく
)
だの、
黄蘗
(
おうばく
)
の
鉄眼
(
てつげん
)
だのは、仕事師であるが、寂心は寂心であった。これでも別に悪いことは無い。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
謀叛僧
文覚
(
もんがく
)
が
荒行
(
あらぎょう
)
をやった
那智
(
なち
)
の
大瀑
(
おおだき
)
が
永久
(
えいきゅう
)
に
漲
(
みなぎ
)
り落つ処、
雄才
(
ゆうさい
)
覇気
(
はき
)
まかり違えば
宗家
(
そうか
)
の天下を
一
(
ひと
)
もぎにしかねまじい
南竜公
(
なんりゅうこう
)
紀州
(
きしゅう
)
頼宣
(
よりのぶ
)
が虫を抑えて居た処
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
もんがく(文覚)の例文をもっと
(13作品)
見る
文覺
(逆引き)
すると
船頭共
(
せんどうども
)
が、「
恁麽
(
こんな
)
惡僧
(
あくそう
)
が
乘
(
の
)
つて
居
(
ゐ
)
るから
龍神
(
りうじん
)
が
祟
(
たゝ
)
るのに
違
(
ちが
)
ひない、
疾
(
はや
)
く
海
(
うみ
)
の
中
(
なか
)
へ
投込
(
なげこ
)
んで、
此方人等
(
こちとら
)
は
助
(
たす
)
からう。」と
寄
(
よ
)
つて
集
(
たか
)
つて
文覺
(
もんがく
)
を
手籠
(
てごめ
)
にしようとする。
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
昔
(
むかし
)
彼
(
か
)
の
文覺
(
もんがく
)
と
云
(
い
)
ふ
荒法師
(
あらほふし
)
は、
佐渡
(
さど
)
へ
流
(
なが
)
される
船路
(
みち
)
で、
暴風雨
(
あれ
)
に
會
(
あ
)
つたが、
船頭水夫共
(
せんどうかこども
)
が
目
(
め
)
の
色
(
いろ
)
を
變
(
か
)
へて
騷
(
さわ
)
ぐにも
頓着
(
とんぢやく
)
なく、
大
(
だい
)
の
字
(
じ
)
なりに
寢
(
ね
)
そべつて、
雷
(
らい
)
の
如
(
ごと
)
き
高鼾
(
たかいびき
)
ぢや。
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
其時
(
そのとき
)
荒坊主
(
あらばうず
)
岸破
(
がば
)
と
起上
(
おきあが
)
り、
舳
(
へさき
)
に
突立
(
つゝた
)
ツて、はつたと
睨
(
ね
)
め
付
(
つ
)
け、「いかに
龍神
(
りうじん
)
不禮
(
ぶれい
)
をすな、
此
(
この
)
船
(
ふね
)
には
文覺
(
もんがく
)
と
云
(
い
)
ふ
法華
(
ほつけ
)
の
行者
(
ぎやうじや
)
が
乘
(
の
)
つて
居
(
ゐ
)
るぞ!」と
大音
(
だいおん
)
に
叱
(
しか
)
り
付
(
つ
)
けたと
謂
(
い
)
ふ。
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
もんがく(文覺)の例文をもっと
(1作品)
見る