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もぢ/\
ふりがな文庫
“もぢ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
逡巡
66.7%
忸怩
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
逡巡
(逆引き)
お
品
(
しな
)
は
漸
(
やうや
)
く
商
(
あきなひ
)
を
覺
(
おぼ
)
えたといつて
居
(
ゐ
)
たのはまだ
其
(
そ
)
の
夏
(
なつ
)
の
頃
(
ころ
)
からである。
初
(
はじ
)
めは
極
(
きま
)
りが
惡
(
わる
)
くて
他人
(
たにん
)
の
閾
(
しきゐ
)
を
跨
(
また
)
ぐのを
逡巡
(
もぢ/\
)
して
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
慶作は出直さうと思つて、
逡巡
(
もぢ/\
)
してゐると、寝鎮まつた筈の家の中から、ぱた/\物を
叩
(
はた
)
く音がして折々何か掛声でもするらしい
容子
(
ようす
)
がある。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
ある時若い
画家
(
ゑかき
)
が女史を訪れて来て、肖像画を
描
(
か
)
かせて呉れと頼んだ。「
阿母
(
おつか
)
さん」はぷくぷくした自分の
下
(
した
)
つ
腹
(
ぱら
)
の
辺
(
あたり
)
を眺めて、
逡巡
(
もぢ/\
)
してゐると、若い
画家
(
ゑかき
)
はにこ/\しながら一寸
愛相
(
あいさう
)
をいつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
もぢ/\(逡巡)の例文をもっと
(2作品)
見る
忸怩
(逆引き)
さうすると
勘次
(
かんじ
)
は
擔
(
かつ
)
いだ
唐鍬
(
たうぐは
)
をどさりと
置
(
お
)
いたり、
閾
(
しきゐ
)
を
出
(
で
)
たり
這入
(
はひ
)
つたり、
唯
(
たゞ
)
忸怩
(
もぢ/\
)
として
居
(
ゐ
)
ては、
口
(
くち
)
に
出
(
だ
)
せない
或
(
ある
)
物
(
もの
)
を
包
(
つゝ
)
むやうな
恐
(
おそ
)
ろしい
權幕
(
けんまく
)
でおつぎを
見
(
み
)
る
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「よき、
待
(
ま
)
つてろ、そら」と
財布
(
さいふ
)
から
面倒
(
めんだう
)
に五
厘
(
りん
)
の
銅貨
(
どうくわ
)
を
拾
(
ひろ
)
ひ
出
(
だ
)
して
投
(
なげ
)
てやる。
與吉
(
よきち
)
は
戸
(
と
)
の
陰
(
かげ
)
に
居
(
ゐ
)
ては
忸怩
(
もぢ/\
)
して
容易
(
ようい
)
に
取
(
と
)
らないで
然
(
しか
)
も
欲
(
ほ
)
し
相
(
さう
)
に
筵
(
むしろ
)
の
上
(
うへ
)
の
銅貨
(
どうくわ
)
を
見
(
み
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
もぢ/\(忸怩)の例文をもっと
(1作品)
見る
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