忸怩もぢ/\)” の例文
さうすると勘次かんじかついだ唐鍬たうぐはをどさりといたり、しきゐたり這入はひつたり、たゞ忸怩もぢ/\としてては、くちせないあるものつゝむやうなおそろしい權幕けんまくでおつぎを
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「よき、つてろ、そら」と財布さいふから面倒めんだうに五りん銅貨どうくわひろしてなげてやる。與吉よきちかげては忸怩もぢ/\して容易よういらないでしかさうむしろうへ銅貨どうくわる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)