“みもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見物69.2%
観物23.1%
壮観2.6%
觀物2.6%
看物1.7%
荘観0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死んだ無機的団塊が統整的建設的叡知えいちの生命を吹き込まれて見る間に有機的な機構系統として発育して行くのは実におもしろい見物みものである。
空想日録 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
そして、この元素的な一精力が自余の自然を対手にして戦うありさまは、まことにホーマー的な偉大さを感銘させるところのすばらしい見物みものである。
と言って、思わずたじたじとなりました。轟の源松とも言われる捕方とりかたの功の者がおどろいたのだから、尋常の見物みものではありません。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
君自身とのあつれき、悩みながらのやましい良心、虚栄心との争闘、そういうものがはじめて、君をあわれなひんしゅくすべき観物みものとするのである。
道化者 (新字新仮名) / パウル・トーマス・マン(著)
つまり崑崙山脈までの距離の遠し近しによって、出発の早し遅しが決まるのだそうですが、その行列というのが又スバラシイ観物みものだそうです。
狂人は笑う (新字新仮名) / 夢野久作(著)
と、小仏こぼとけの上で休んでいた旅人たちは、今、自分たちの後ろから登って来る一団の旅の群れを、これは観物みものと、みちばたで迎えていた。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
めづらしき壮観みものなりければ、近郷きんごうの民ここにかしこにむれをなし、中にまじりたる少女おとめらが黒天鵝絨ビロード胸当ミーデル晴れがましう
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
しかし壮観みものはそればかりではなく、すぐに続いて見事な業が、見物の眼を眩惑くらました。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
岩太郎の武者振りは壮観みものであった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
きしうへあつまつた一たいは、それこそ滑稽こつけい觀物みものでした——とり諸羽もろは泥塗どろまみれに
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
紀の國屋の嫁入仕度は、飯田町から神田へかけても噂になつた程で、その虫干の豪華さは、若い娘達に取つて、夢のやうな觀物みものでもあり、羨望の的でもあつたのです。
最後の觀物みものは、二人の娘が、すつかり濡れて、水から這ひ上がつたところでした。
それもまた実に面白い看物みものだった。
看物みものの中の一番可哀らしい看物を、
大小いく万の氷片こほりのわれ水晶すゐしよう盤石ばんじやくのごときが、あゐのやうなる浪にたゞよひながるゝは目ざましき荘観みものなり。