“けんぶつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見物87.5%
観客11.5%
看客1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とうとうとムダ口をしゃべって大人おとな見物けんぶつをけむにまいた蛾次郎がじろうは、そこでヤッと気合いをだして、右手の独楽こま虚空こくうへ高くなげた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
土間一杯の観客けんぶつも、恐らく左馬之助と同じ心持でしょう、怪奇な蛇の芸が進むにつれて、最早しわぶき一つする者も無かったのです。
昼間ちゅうかん満都の人気を集めて、看客けんぶつの群れ集うだけ、それだけ人気ひとけのない会場は一層静かなものであった。
真珠塔の秘密 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)