“荘観(みもの)” の例文
たゞ他所(たしよ)の者は渋海川(しぶみがは)の氷見(こほりみ)とて、花見のやうに酒肴(しゆかう)をたづさへ岸(きし)に彩筵(はなござ)毛氈(まうせん)などしきてこれを見る。大小幾(いく)万の氷片(こほりのわれ)水晶(すゐしよう)の盤石(ばんじやく)のごときが、藍(あゐ)のやうなる浪に漂(たゞよ)ひながるゝは目ざましき荘観(みもの)なり。