壮観みもの)” の例文
旧字:壯觀
しかし壮観みものはそればかりではなく、すぐに続いて見事な業が、見物の眼を眩惑くらました。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
地形の波面なみづら木立こだち田舎家いなかやなどをたくみたてに取りて、四方よもより攻寄せめよするさま、めづらしき壮観みものなりければ、近郷きんごうの民ここにかしこにむれをなし、中にまじりたる少女おとめらが黒天鵝絨ビロード胸当ミーデル晴れがましう
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
岩太郎の武者振りは壮観みものであった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)