“みすえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御裔44.4%
御末22.2%
御末裔11.1%
末裔11.1%
裔孫11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いずれも日本国の天神地祇の御裔みすえなりという有難ありがたさを言わず説かずに悟らしむるの道なり。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
口の減らないじじいめが、何を痴事たわごとかしおる! 我が日本ひのもとは神国じゃ。神の御末みすえは連綿と竹の園生そのうに生い立ちおわす。海人あまが潮汲む浦の苫屋とまやしずまき切る山の伏屋ふせや、みなこれ大君おおぎみの物ならぬはない。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
くわしいことはあと追々おいおいはなすとして、かく人間にんげん竜神りゅうじん子孫しそんそちとてももとさかのぼれば、矢張やはりさるとうと竜神様りゅうじんさま御末裔みすえなのじゃ。
ところがいつか竜宮界りゅうぐうかいおとずれたときに、この弟橘姫様おとたちばなひめさま玉依姫様たまよりひめさま末裔みすえ——御分霊ごぶんれいけた御方おかたであるとうかがいましたので、わたくしひめをおしたもうこころ一層いっそうつよまってまいりました。
そんなことばかりかんがえていると、境涯ところへはとてもすすめぬぞ! これからはわしがそなたの指導役しどうやく何事なにごともよくききわけて、とうとかみさまの裔孫みすえとしての御名みなけがさぬよう