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えいそん
ふりがな文庫
“えいそん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
裔孫
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裔孫
(逆引き)
是より先正親町天皇の時、典薬頭
半井瑞策
(
なからゐずゐさく
)
が秘府より受けて家に蔵することとなり、其
裔孫
(
えいそん
)
広明
(
ひろあき
)
に至つて出して徳川氏に呈したのである。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
のみならず、景帝の
裔孫
(
えいそん
)
などとは、むしろ怪しむべき者だ。そんな路傍のまやかし者と、大事を語るなどは、もってのほかであると叱られた。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
突っこんだ話をしてみたところ、果たして、ただの土民ではなく、漢室の
宗族
(
そうぞく
)
景帝の
裔孫
(
えいそん
)
ということが分った。しかも
英邁
(
えいまい
)
な青年だ。さあ、これから楼桑村の彼の家を訪れよう。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
裔孫
(
えいそん
)
西村氏所藏
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
……ウウム、あなたは景帝の
裔孫
(
えいそん
)
だったのか。治乱興亡の長い星霜のあいだに、名門名族は
泡沫
(
うたかた
)
のように消えてゆくが、血は一滴でも残されればどこかに伝わってゆく。ああ有難い。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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