“ひやくばい”の漢字の書き方と例文
語句割合
百倍100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一層いつそうあぢかろとり丸燒まるやきなどはなか/\の御馳走ごちさうで、いまわたくしには、世界せかい第一だいいちのホテルで、世界せかい第一だいいち珍味ちんみきようせられたよりも百倍ひやくばいうれしくかんじた。
可笑をかしらしくはなして機嫌きげんれば、おさこヽろ十倍じふばい百倍ひやくばいおもしろく、吾助々々ごすけ/\きまとひてはなれず、こヽろ面白おもしろしとけばれをそのまヽ令孃ひめかたりて、吾助ごすけはなしはなにごともうそならぬかほつき
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
『それ、櫻木大佐さくらぎたいさきたる! 電光艇でんくわうてい應援おうえんぞ! おくれて彼方かなた水兵すいへいわらはれな、すゝめ/\。』の號令がうれいしたに、軍艦ぐんかん」の士官しくわん水兵すいへい勇氣ゆうき百倍ひやくばいいきをもつかせず發射はつしやする彈丸だんぐわん
現世このよ存在得ありうべからざる海魔かいまとか船幽靈ふなゆうれいとかよりは百倍ひやくばい千倍せんばい恐怖おそるべきあるもの仕業しわざで、なに企圖くわだつるところがあつて、弦月丸げんげつまる彼處かしこ海上かいじやう誘引おびせやうとしたのではあるまいか