“海魔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいま50.0%
ボレアス50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現世このよ存在得ありうべからざる海魔かいまとか船幽靈ふなゆうれいとかよりは百倍ひやくばい千倍せんばい恐怖おそるべきあるもの仕業しわざで、なに企圖くわだつるところがあつて、弦月丸げんげつまる彼處かしこ海上かいじやう誘引おびせやうとしたのではあるまいか
ああ艇長の死体を艇から引き出したのは、かねて伝説に聴く海魔ボレアス仕業しわざでしょうか、それともまた、文字どおりの奇蹟だったのでしょうか。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)