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にさんじやく
いはなややまめは
𧮾谷を
流れる
激流の
中で、はつらつと
泳いでをり、
二三尺も
空に
飛び
上るほどの
元氣ものです。
その
他にも
各地でかような
洞穴は
發見されましたが、
山腹に
當つて
二三尺ぐらゐの
穴が
竝んで
設けられてゐるいはゆる
横穴といふもの、これは
石器時代のものでなく
二三尺、
今度は——
荒庭の
飛石のやうに、
包んだまゝの
荷がごろ/\して
居る。
奧座敷へ
侵入した。——
此を
思ふと、いつもの
天井を
荒𢌞るのなどは、ものの
數ではない。
さてこの
埴輪はどういふ
燒き
物かといひますと、
細い
刷毛目の
線のはひつた
赤色の
素燒きでありまして、
人間の
像はたいてい
二三尺くらゐの
高さで、
男子もあり
婦人もあります。
即、そこは
灌木帶といふところで、
殊に
偃松が
目につくので、
偃松帶ともいつてゐます。
偃松は
地上二三尺のところに
腕を
伸ばし、
肘を
張つたように、
枝を
四方にひろげてゐます。
牡鷄がけたゝましく、
鳴きながら、
羽を
煽つて、ばた/\と
二三尺飛上る。