“とゝ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
71.4%
9.5%
4.8%
調4.8%
4.8%
4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いえ、とゝさんが入用なことがあるから、乙松の迷子札を出せつて、手箱から私に出さして、財布へ入れて出かけたんです」
御恨おうらみ申はつみのほどもおそろしゝなにごとものこさずわすれておしうさまこそ二だい御恩ごおんなれ杉原すぎはららうといふおひと元來もとよりのお知人しるひとにもあらずましてやちぎりしことなにもなし昨日今日きのふけふあひしばかりかもおしうさまの戀人こひびと未練みれんのつながるはづはなし御縁ごゑん首尾しゆびよくとゝのへてむつましくくらたまふを
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
女「さア此のおとゝをおあがり」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
安田佐々木兩人の惡巧わるたくみと知る者なく斯なやみしは是非もなし然るに安田佐々木の兩人は充分こと調とゝのひしと大いに喜び三千三百兩の金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ぶつ/\とふやつを、わん裝出よそひだして、猪口ちよくのしたぢでる。何十年來なんじふねんらいれたもので、つゆ加減かげん至極しごくだが、しかし、その小兒こどもたちは、みならんかほをしておとゝる。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
おほきなながい、おとゝよ。」
夜釣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)