“しゆんじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
瞬時100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのは、今更いまさらながら、瞬時しゆんじいへども、こゝろかげが、ねつへないものゝごとく、不意ふいのあやまちで、怪我けがをさしたひと吃驚びつくりするやうに、ぎんふたを、ぱつとつた。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
の一瞬時しゆんじ強烈きやうれつひかりよこひがしもり喬木けうぼくさび橙色だい/″\いろめて、さらひかり隙間すきまとほくずつとのばした。つめたくかつ薄闇うすぐらるにしたがつて燒趾やけあと周圍しうゐあかるくした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
山里やまざとを、汽車きしやなかで、ほとんとりこゑかなかつたかれは、何故なぜか、谷筋たにすぢにあらゆる小禽せうきんるゐが、おほき獵人かりうどのために狩盡かりつくされるやうなおもひして、なんとなく悚然ぞつとした。それ瞬時しゆんじで。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)