“さうご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相互50.0%
蒼梧50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等かれらのやうなひく階級かいきふあひだでも相互さうご交誼かうぎすこしでもやぶらないやうにするのには、其處そこにはかならそれたいして金錢きんせん若干じやくかん犧牲ぎせいきようされねばならぬ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
はらのなかにちいさなしわが無数に出来できて、其皺そのしわが絶えず、相互さうごの位地と、形状かたちとをへて、一面にうごいてゐる様な気持がする。代助は時々とき/″\斯う云ふ情調の支配を受ける事がある。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
彼等かれら他人ひと自分じぶん同等どうとう以下いかくるしんでるとおもつてあひだ相互さうごくるしんでることに一しゆ安心あんしんかんずるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼はかみに信仰を置く事をよろこばぬ人であつた。又頭脳の人として、神に信仰を置く事の出来ぬ性質たちであつた。けれども、相互さうごに信仰を有するものは、神に依頼するの必要がないと信じてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
おなとき賈雍將軍かようしやうぐん蒼梧さうごひと豫章よしやう太守たいしゆとしてくにさかひで、夷賊いぞくあだするをたうじてたゝかひたず。つひ蠻軍ばんぐんのためにころされかうべうばはる。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あしたに北海に遊び、暮には蒼梧さうご
杜子春 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)