“其皺”の読み方と例文
読み方割合
そのしわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
炉の火はパツと炎尖ほさきを立てて、赤くおうなひたいた、みまもらるゝは白髪しらがである、其皺そのしわである、目鼻立めはなだちである、手の動くのである、糸車の廻るのである。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
はらのなかにちいさなしわが無数に出来できて、其皺そのしわが絶えず、相互さうごの位地と、形状かたちとをへて、一面にうごいてゐる様な気持がする。代助は時々とき/″\斯う云ふ情調の支配を受ける事がある。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)