“おほで”の漢字の書き方と例文
語句割合
大手100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母樣はゝさま御機嫌ごきげんよう新年しんねんをおむかひなされませ、左樣さやうならばまいりますと、暇乞いとまごひわざとうやうやしく、おみね下駄げたなほせ、お玄關げんくわんからおかへりではいおかけだぞと圖分づぶ/\しく大手おほでりて
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
禪師ぜんじられたるくび我手わがて張子はりこめんごとさゝげて、チヨンと、わけもなしにうなじのよきところせて、大手おほでひろげ、ぐる數十すうじふぞくうてすこやかなることわしごとし。ついきずえてせずとふ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ほこらこもつてから、幾日いくかあひだ鳥居とりゐよりそとへはない、身躰からだ伸々のび/\として大手おほでつて畝路あぜみちからなはてた——までとほくもないじやうぬまはうへ、なにとなくあしいて、ぶらり/\と歩行あるいたが
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)