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走水
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はしりみず
ふりがな文庫
“
走水
(
はしりみず
)” の例文
其處からおいでになつて、
走水
(
はしりみず
)
の海をお渡りになつた時にその
渡
(
わたり
)
の神が波を立てて御船がただよつて進むことができませんでした。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
御存
(
ごぞん
)
じの
通
(
とお
)
り
姫
(
ひめ
)
のお
祠
(
やしろ
)
は
相模
(
さがみ
)
の
走水
(
はしりみず
)
と
申
(
もう
)
すところにあるのですが、あそこは
私
(
わたくし
)
の
縁
(
えん
)
づいた
三浦家
(
みうらけ
)
の
領地内
(
りょうちない
)
なのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
のみならずペリイは測量艇隊を放って浦賀付近の港内を測量し、さらに内海に向かわしめ、軍艦がそれを
掩護
(
えんご
)
して
観音崎
(
かんのんざき
)
から
走水
(
はしりみず
)
の付近にまで達した。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
或は又ハシは南洋系の言葉では道を意味している、例せば三浦半島の
走水
(
はしりみず
)
はハシ水で、水の道即ち渡場の意であるから、石椅は天そそる岩の道の意に解せぬこともない。
二、三の山名について
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
築いても築いても堤防が崩れたり、橋が流れたりする場合においてもまた同様である。ここにおいてか橘媛は
走水
(
はしりみず
)
の海に身を投じた。
強頸
(
こわくび
)
や
衫子
(
ころもこ
)
は、
茨田
(
まんだ
)
の
断間
(
たえま
)
に身を投じた。
人身御供と人柱
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
▼ もっと見る
清水寺の籠堂でお籠りをすることを聞きつけると、
走水
(
はしりみず
)
の
黒鉄
(
くろがね
)
という鉢叩きに
烏面
(
からすめん
)
をかぶせ、天狗の
現形
(
げんぎょう
)
で籠堂の闇に忍ばせて通じさせたうえ、基房の伽羅の珠数を落してこさせた。
無月物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
富田岬をかわして、
安房
(
あわ
)
の勝山、
走水
(
はしりみず
)
。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
たしか
走水
(
はしりみず
)
という
所
(
ところ
)
は
浦賀
(
うらが
)
の
入江
(
いりえ
)
からさまで
遠
(
とお
)
くもない、
海
(
うみ
)
と
山
(
やま
)
との
迫
(
せ
)
り
合
(
あ
)
った
狭
(
せま
)
い
漁村
(
ぎょそん
)
で、そして
姫
(
ひめ
)
のお
祠
(
やしろ
)
は、その
村
(
むら
)
の
小高
(
こだか
)
い
崖
(
がけ
)
の
半腹
(
はんぷく
)
に
建
(
た
)
って
居
(
お
)
り
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
何
(
いず
)
れ
又
(
また
)
良
(
よ
)
い
機会
(
おり
)
がありましたら
改
(
あらた
)
めてお
漏
(
もら
)
しすることとして、ただあの
走水
(
はしりみず
)
の
海
(
うみ
)
で
御入水
(
ごにゅうすい
)
遊
(
あそ
)
ばされたお
話
(
はなし
)
だけは、
何
(
ど
)
うあっても
省
(
はぶ
)
く
訳
(
わけ
)
にはまいりますまい。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“走水”の解説
走水(はしりみず)は、神奈川県横須賀市の町名。現行行政地名は走水一丁目及び走水二丁目。住居表示実施済区域。郵便番号239-0811postal(集配局 : 久里浜郵便局)。
(出典:Wikipedia)
走
常用漢字
小2
部首:⾛
7画
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
“走”で始まる語句
走
走馬燈
走狗
走書
走井
走馬灯
走者
走行
走獣
走使