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豪
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えれ
ふりがな文庫
“
豪
(
えれ
)” の例文
「
豪
(
えれ
)
え、
豪
(
えれ
)
え。
其
(
それ
)
でもぬるけりや
羽目
(
はめ
)
をたゝけ、」と
言
(
い
)
ひながら、
濡手拭
(
ぬれてぬぐひ
)
を、ひとりでに、
思
(
おも
)
はず
向顱卷
(
むかうはちまき
)
で、
切
(
せつ
)
ない
顏
(
かほ
)
して
涙
(
なみだ
)
をほろ/\と
溢
(
こぼ
)
した。
銭湯
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
陰でばかり
威張
(
ゐば
)
つても、自分等よりちつとでも
豪
(
えれ
)
え人間の前さ出るともう口も利けねえ。急に眞面目な話も思ひ出せめえ。遠慮なくさつきの話の續きをやつたがいいや。
続生活の探求
(旧字旧仮名)
/
島木健作
(著)
見物「気が
長
(
なげ
)
えじゃアねえか、喧嘩の中で煙草を呑んで
沈着
(
おちつ
)
いて居る
豪
(
えれ
)
えじゃアねえか」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ああなすつたのだとよ、
豪
(
えれ
)
いな、眼があるのだ、有難い話ぢやねえか。
佃のわたし
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「アハハハハ
違
(
ちげ
)
えねえ。
豪
(
えれ
)
えもんだなヤングって奴は……」
支那米の袋
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
えい、
其
(
それ
)
は
又
(
また
)
、
変
(
かは
)
つたもんだね。
船
(
ふね
)
と
一所
(
いつしよ
)
に
焼
(
や
)
けたものは、
活
(
い
)
きた
人
(
ひと
)
で
無
(
な
)
うて、
私
(
わし
)
先
(
ま
)
づ
安堵
(
あんど
)
をしたでがすが、
木彫
(
きぼり
)
だ、と
聞
(
き
)
けば
尚
(
なほ
)
魂消
(
たまげ
)
る……
豪
(
えれ
)
え
見事
(
みごと
)
な、
宛然
(
まるで
)
生身
(
しやうじん
)
のやうだつけの。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
村の者が江戸の
大尽
(
でえじん
)
だか知んねえけんど、
豪
(
えれ
)
えもんだ、田舎には
沢山
(
たんと
)
ねえ法事だっけッて、村の
若
(
わけ
)
えもんや子供を
招
(
よ
)
ばって餅い
撒
(
め
)
えたり、銭い撒えたりして、坊さまを
夥多
(
えら
)
呼んで、
大
(
てえ
)
した法事だって
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
豪
常用漢字
中学
部首:⾗
14画
“豪”を含む語句
富豪
豪奢
豪家
豪気
豪華
豪商
大富豪
豪雨
豪勢
豪儀
豪宕
豪傑
豪邁
豪放
豪猪
豪語
豪傑肌
豪傑連
豪農
豪侠
...