“えれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
57.1%
33.3%
4.8%
4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此様こんな小せえ子に敵の討てる訳もなしするから、し剣術でも習いてえなら、私の御主人筋の人が剣術がえれえから其処そけへ往って稽古をさせてよ
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
陰でばかり威張ゐばつても、自分等よりちつとでもえれえ人間の前さ出るともう口も利けねえ。急に眞面目な話も思ひ出せめえ。遠慮なくさつきの話の續きをやつたがいいや。
続生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
「やあ、吉岡の小旦那こだんな……。どうもえれ騒動さわぎが出来ましてね。」
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
婆「はい、一里ちっとんべいも有りやんしよ、これからは下りにはなりやんすが、道がえれいでねえ、まア此処こけえお掛けなせい、お困りでござりやしょう」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)