觀察かんさつ)” の例文
新字:観察
地震計ぢしんけいもつ觀察かんさつすると、かういふ地下ちかはたらきの所在地しよざいちわかるから、それからして岩漿がんしよう貯藏ちよぞうされてゐる場所ばしよふかさが想像そう/″\せられる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
これなどは、まづ自然しぜんのものにたいして、緻密ちみつ觀察かんさつをしたものゝ、書物しよもつたはじめといつてよからうとおもひます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
天台宗てんだいしゆう寺院じいんは、高地こうちおほまうけてあるが、火山かざんもまた彼等かれらせんれなかつた。したがつてめづらしい火山現象かざんげんしようの、これ僧侶そうりよによつて觀察かんさつせられたれいすくなくない。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
大地震だいぢしんのとき、泥土層でいどそうや、卑濕ひしゆう土地とちにはなが沿うて泥砂どろすな噴出ふきだすことはありがちのことであるが、もし地震ぢしん當時とうじ此現象このげんしよう觀察かんさつすることが出來できたならば
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
かく觀察かんさつされてみるとき著者ちよしやごと斯學しがく專攻者せんこうしや非常ひじよう恥辱ちじよくかんぜざるをないのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
じつ北條小學校職員ほうじようしようがつこうしよくいんによつてなされた前記現象ぜんきげんしよう觀察かんさつは、地震學上ぢしんがくじようきはめてたふといものであつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
讀者どくしやもちかれるとき、これに類似るいじした現象げんしよう觀察かんさつされることがあるであらう。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)