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草花屋
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くさばなや
すぐ
前の、
鉢ものの
草花屋、
綿屋、
續いて
下駄屋の
前から、
小兒が
四五人ばら/\と
寄つて
取卷いた
時、
袖へ
落すやうに
涼傘をはづして
ある
日のこと、さち
子は、
町へ
使いにまいりました。そして、
用をすまして、
帰りがけに、ふと
草花屋の
前を
通りかけて、
思わず
立ち
止まりました。
ある
草花屋の
店さきに、
河骨が、
小さな
鉢の
中にはいって、ガラス
戸の
内側にかざられていました。
踊っている
人形は、なにぶんにもよろしくといって
頼みました。
夜になると、
街の
中は、いっそう、にぎやかになりました。
楽器の
音が
流れたり、
草花屋が
出たりしました。
しかし
草花屋の
温室には、スチームが
通っているので、ちょうど五、六
月ごろの
雨のかかったように、しずくがぽたりぽたりとガラス
戸の
面を
伝わって、
滴っているのでした。
夏のはじめのころに、一
本のばらに、
真っ
白な
雪のような
花が
咲きました。その
花は、さち
子が、
草花屋で、
切り
花を
買ったときの
花よりも
大輪で、
香気が
高かったのであります。
ちい
子ちゃんも、うれしかったのです。
往来へ
出ると、
人がたくさん
通っていました。
草花屋が、
手車の
上へ、いろいろの
草花の
鉢をのせて、「
草花や、
草花。」といいながら、
引いていきました。