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自然
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おのづから
ふりがな文庫
“
自然
(
おのづから
)” の例文
女なれば髪の毛を
惜
(
をし
)
むならんと毛を
指
(
ゆび
)
にからみて
剃
(
そ
)
りしに、
自然
(
おのづから
)
ふところに入りて手にとゞまらず。とかくして
剃
(
そ
)
りをはり、わづかすこしの毛はやうやくとりとゞめつ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
商
(
あきな
)
ひ仕つり候と申立るを大岡殿季節の商賣と云ふは何を
賣
(
うり
)
て渡世に致候やと申されしかば夏は
瓜
(
うり
)
西瓜
(
すゐくわ
)
桃
(
もゝ
)
の
實
(
み
)
の
類
(
るゐ
)
秋
(
あき
)
は
梨子
(
なし
)
柿
(
かき
)
の類など商賣仕つると申せども
自然
(
おのづから
)
言語
(
ごんご
)
濁
(
にごる
)
故
(
ゆゑ
)
イヤ其方家内を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
云ふべきかたも無く静なれば、
日比
(
ひごろ
)
焼きたる余気なるべし今薫ゆるとにはあらぬ香の、有るか無きかに
自然
(
おのづから
)
匀ひを流すも
最
(
いと
)
能
(
よ
)
く知らる。かゝる折から何者にや、此方を指して来る跫音す。
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
甚
(
いた
)
く我が娘は叔母の娘に勝りたれば、叔母も日頃は養ひ娘の賢き
可愛
(
いとし
)
さと、
生
(
うみ
)
の
女
(
むすめ
)
の
自然
(
おのづから
)
なる
可愛
(
いとし
)
さとに孰れ優り劣り無く育てけるが、今年は二人ともに十六になりぬ、髪の艶、肌の光り
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
鬻
(
ひさ
)
ぐ
駿河屋
(
するがや
)
三郎兵衞と云者ありしが
此方
(
こなた
)
は
新規
(
しんき
)
の
小見世
(
こみせ
)
と
云
(
いひ
)
向
(
むか
)
ふは所に久しき大店なれば
客足
(
きやくあし
)
も
自然
(
おのづから
)
向
(
むか
)
ふへのみ
行勝
(
ゆきがち
)
なれども加賀屋よりも
折
(
をり
)
にふれては
代呂物
(
しろもの
)
の
融通等
(
ゆうづうとう
)
もなし
出入邸
(
でいりやしき
)
の
商
(
あきな
)
ひを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
価
(
あたひ
)
の
高下
(
かうげ
)
およそは
定
(
さだめ
)
あれども、その
年々
(
とし/″\
)
によりてすこしづゝのたがひあり。市の日にその相場年の
気運
(
きうん
)
につれて
自然
(
おのづから
)
さだまる。
相場
(
さうば
)
よければ三ばんのちゞみ二ばんにのぼり、二ばんは一ばんに
位
(
くらゐ
)
す。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
戸外
(
おもて
)
へ伴ひ出し
保養
(
ほやう
)
をさせて下されと
言
(
いへ
)
ば忠兵衞心得て
主個
(
あるじ
)
の前を
退出
(
まかりいで
)
けり其年もはや彌生の初旬
木々
(
きゞ
)
の
梢
(
こずゑ
)
に
花
(
はな
)
咲出
(
さきいで
)
徐々
(
そよ/\
)
と吹く春風も
自然
(
おのづから
)
なる温暖さ然ども
息子
(
せがれ
)
長三郎は例の如く籠りゐる
障子
(
しやうじ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“自然”の解説
自然(しぜん、el: φύσις la: natura en: nature)について解説する。
(出典:Wikipedia)
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“自然”で始まる語句
自然薯
自然石
自然木
自然生
自然界
自然淘汰
自然物
自然法爾
自然現象
自然霊