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胸元
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むなもと
ふりがな文庫
“
胸元
(
むなもと
)” の例文
乳母
其
(
その
)
創
(
きず
)
を
見
(
み
)
ましたが、
此眼
(
このめ
)
で
見
(
み
)
ましたが……
南無
(
なむ
)
さんぼう!……ちょうど
此
(
この
)
お
立派
(
りっぱ
)
な
胸元
(
むなもと
)
に。いた/\しい、
無慚
(
むざん
)
な、いた/\しい
死顏
(
しにがほ
)
。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
代りて酌する彼の想は、
吾手
(
わがて
)
男の
胸元
(
むなもと
)
に
刺違
(
さしちが
)
ふる
鋩
(
きつさき
)
を押当つるにも似たる苦しさに、
自
(
おのづ
)
から
洩出
(
もれい
)
づる声も打震ひて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
頭を
足蹴
(
あしげ
)
にされた。腹にも
載
(
の
)
った。
胸元
(
むなもと
)
を踏みつけては、駆けだしてゆく。あッ、
口中
(
こうちゅう
)
へ泥靴を……。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その軸物におりおり眼をやって、
盞
(
さかずき
)
をふくむ。酒を飲んでくつろげばくつろぐほど
胸元
(
むなもと
)
がはだけて、そこから胸毛をのぞかせる。それぐらい
花袋
(
かたい
)
は
肥
(
ふと
)
っているのである。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
江漢の手は、もう、耀蔵の
胸元
(
むなもと
)
をつかんで、右手の
刃
(
やいば
)
を、向けていた。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
理不盡
(
りふじん
)
なる
怒
(
いかり
)
の
切先
(
きっさき
)
、
只
(
たゞ
)
一突
(
ひとつき
)
にとマーキューシオー
殿
(
どの
)
の
胸元
(
むなもと
)
をめがけて
突
(
つ
)
いてかゝりまする、
此方
(
こなた
)
も
同
(
おな
)
じく
血氣
(
けっき
)
の
勇士
(
ゆうし
)
、なにを
小才覺
(
ちょこざい
)
なと
立向
(
たちむか
)
ひ
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
実は急に
胸元
(
むなもと
)
が悪くなって、
嘔吐
(
おうと
)
を
催
(
もよお
)
したのだ。そして軽い脳貧血にさえ襲われた。私は皆の
薦
(
すす
)
めで室を後にし、別室のベッドに寝ていたのだ。それからかれこれ三時間は経った。
蠅
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
譜本
(
ふほん
)
で
歌
(
うた
)
を
唱
(
うた
)
ふやうに、
時
(
ま
)
も
距離
(
きょり
)
も
釣合
(
つりあひ
)
も
違
(
ちが
)
へず、
一
(
ひい
)
、
二
(
ふう
)
と
間
(
ま
)
を
置
(
お
)
いて、
三
(
みッ
)
つと
言
(
い
)
ふ
途端
(
とたん
)
に
敵手
(
あひて
)
の
胸元
(
むなもと
)
へ
貫通
(
ずぶり
)
、
絹鈕
(
きぬぼたん
)
をも
芋刺
(
いもざし
)
にしようといふ
決鬪師
(
けっとうし
)
ぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
ルパシカ男は、頑強に反対する一局員の
胸元
(
むなもと
)
に、短銃の口を、圧しつけた。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
胸
常用漢字
小6
部首:⾁
10画
元
常用漢字
小2
部首:⼉
4画
“胸”で始まる語句
胸
胸倉
胸襟
胸算用
胸毛
胸板
胸騒
胸算
胸高
胸乳