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管
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かま
ふりがな文庫
“
管
(
かま
)” の例文
「
明日
(
あした
)
の
障
(
さは
)
りにでも
成
(
な
)
りやしめえし
管
(
かま
)
あこたあんめえな、おとつゝあは」といつておつぎは
勘次
(
かんじ
)
を
壓
(
お
)
しつけて
畢
(
しま
)
ふのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
管
(
かま
)
はんで置くと、好い気に
為
(
な
)
るだア。此奴の為めに、村中大騒を遣つて、夜も
碌々
(
ろく/\
)
寝られねえに、酒を
食
(
くら
)
はせて、勝手な事を言はせて置くつて言ふ法は
無
(
ね
)
えだ。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
『
管
(
かま
)
わんで
下
(
くだ
)
さいと
云
(
い
)
ったら
管
(
かま
)
わんで
下
(
くだ
)
さい、チョッ、
誰
(
だれ
)
がそんな
者
(
もの
)
と
口
(
くち
)
を
開
(
き
)
くものか。』
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
敵手
(
あいて
)
は女じゃありませんか。かわいそうに。私なら弁護を頼まれたってなんだって
管
(
かま
)
やしません。おまえが悪い、ありていに白状しな、と出刃打ちの野郎を
極
(
き
)
め付けてやりまさあ
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
風早學士は、何時の間にか其の雪の薄ツすりと消殘ツてゐる
箇所
(
ところ
)
まで來て了ツた。
管
(
かま
)
はず踏込むで、
踏躙
(
ふみにじ
)
ると、ザクザク
寂
(
しづか
)
な音がする……彼は、ふと其の音に耳を澄まして傾聽した。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
▼ もっと見る
「おつぎに
掻
(
か
)
ん
出
(
だ
)
して
貰
(
もら
)
あんでなくつちや
厭
(
や
)
だつちから
俺
(
お
)
ら
管
(
かま
)
あねえんだな、そんでなけりや
幾
(
いく
)
らでも
出
(
だ
)
して
遣
(
や
)
らざらによ」
側
(
そば
)
から
直
(
すぐ
)
にいつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
『
管
(
かま
)
はんで
下
(
くだ
)
さいと
云
(
い
)
つたら
管
(
かま
)
はんで
下
(
くだ
)
さい、チヨツ、
誰
(
だれ
)
が
那樣者
(
そんなもの
)
と
口
(
くち
)
を
開
(
き
)
くものか。』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
教壇に立ツても、調子こそ細いが、
白墨
(
チヨーク
)
の粉だらけになツた手を
上衣
(
コート
)
に
擦
(
こす
)
り付けるやら、時間の過ぎたのも
管
(
かま
)
はずに夢中で
饒舌
(
しやべ
)
ツてゐるやら、講義は隨分熱心な方であるが、其の割には學生は受ぬ。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
「
※
(
あね
)
貰
(
もら
)
へたけりや
他人
(
ひと
)
にや
管
(
かま
)
あこたあ
有
(
あ
)
んめえな」
勘次
(
かんじ
)
はおつたがゆつくりといふのが
畢
(
をは
)
らぬのにそつけなくいつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
イワン、デミトリチは
素氣
(
そつけ
)
なく
云
(
い
)
ふ。『
私
(
わたくし
)
に
管
(
かま
)
はんで
下
(
くだ
)
さい!』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「
管
(
かま
)
はんさ。のんきで可いじやないか。」
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
イワン、デミトリチは
素気
(
そっけ
)
なく
云
(
い
)
う。『
私
(
わたくし
)
に
管
(
かま
)
わんで
下
(
くだ
)
さい!』
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
“管”の解説
管(くだ、かん)とは、中空の細長い構造である。チューブ(en: tube)とも言う。自然界では生物に様々なものが見られ、人工物では金属、ガラス、ゴム、プラスチック、コンクリートなどによって作られ、利用される。
(出典:Wikipedia)
管
常用漢字
小4
部首:⽵
14画
“管”を含む語句
煙管
血管
管絃楽
硝子管
長煙管
烟管
管領
只管
管々
管絃
管仲
蛇管
管待
一管
伝声管
吸管
銀煙管
鉈豆煙管
管轄
煙管筒
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