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發足
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ほつそく
何時危險に
遭遇して
遁げて
來ても、
一見して
其所在が
分るやうに、
其處には
私の
白シヤツを
裂いて
目標を
立て、
勢を
込めて
少年と
共に
發足した。
差添らるとの事なれば友次郎等は有難き
旨請をなし
翌朝未明に
發足せしが三人の中お花友次郎は通
駕籠忠八は願ひに因てお花の駕籠の
側に
付添事を
あけると
凍てて
雪車が
出る、
直に
發足。
物語りしかば寶澤が十二歳の時
彼婆を
縊殺し其二品を
奪ひ取
大望の
妨げなればとて師匠感應院をも
毒殺し其身は
諸國修行と
僞り平野村を
發足し其翌日
加田浦にて白犬を
引取れたり
折柄太守には岡山
在城中なれば
家老中對面有て
此度の
手柄拔群なりと
賞美有りて
遠からず岡山表へ
差下すべき旨申渡され夫より五日程
過て又家老中より
奉書到來致し
明朝江戸表
發足有べし尤も道中
警固の爲
足輕十人を