“ほつそく”の漢字の書き方と例文
語句割合
發足100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何時いつ危險きけん遭遇さうぐうしてげてても、一見いつけんしてその所在しよざいわかるやうに、其處そこにはわたくししろシヤツをいて目標めじるして、いきほひめて少年せうねんとも發足ほつそくした。
差添さしそへらるとの事なれば友次郎等は有難きむねうけをなし翌朝よくてう未明みめい發足ほつそくせしが三人の中お花友次郎は通駕籠かご忠八は願ひに因てお花の駕籠のそば付添つきそふ事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あけるとてて雪車そりる、すぐ發足ほつそく
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
物語ものがたりしかば寶澤が十二歳の時かの婆を縊殺しめころし其二品をうばひ取大望たいまうさまたげなればとて師匠感應院をも毒殺どくさつし其身は諸國修行しよこくしゆぎやういつはり平野村を發足ほつそくし其翌日加田浦かだのうらにて白犬を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
引取れたり折柄をりから太守たいしゆには岡山ざい城中なれば家老中からうちう對面有て此度このたび手柄てがら拔群ばつぐんなりと賞美しやうび有りてとほからず岡山表へ差下さしくだすべき旨申渡され夫より五日程すぎて又家老中より奉書ほうしよ到來たうらい致し明朝みやうてう江戸表發足ほつそく有べし尤も道中警固けいごの爲足輕あしがる十人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)