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用心深
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ようじんぶか
ふりがな文庫
“
用心深
(
ようじんぶか
)” の例文
そのためか、あるいは、クロがりこうで、
用心深
(
ようじんぶか
)
かったためか、ほかの
野犬
(
やけん
)
が、
幾
(
いく
)
ひきも
捕
(
つか
)
まえられていったのに、クロだけは、
無事
(
ぶじ
)
でありました。
青い石とメダル
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
加之
(
それに
)
用心深
(
ようじんぶか
)
い
其神経
(
そのしんけい
)
は、
何時
(
いつ
)
彼
(
か
)
の
背負揚
(
しよいあげ
)
を
見
(
み
)
て、
手紙
(
てがみ
)
に
触
(
さは
)
つた
私
(
わたし
)
の
手
(
て
)
の
匂
(
にほひ
)
を
嚊
(
か
)
ぎつけ、
或晩
(
あるばん
)
妻
(
つま
)
が
湯
(
ゆ
)
に
入
(
い
)
つた
留守
(
るす
)
に、
私
(
そつ
)
と
背負揚
(
しよいあげ
)
を
出
(
だ
)
して
見
(
み
)
ると、
手紙
(
てがみ
)
はもう
中
(
なか
)
には
無
(
なか
)
つた。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
此
(
この
)
話
(
はなし
)
は一
同
(
どう
)
に
著
(
いちじる
)
しき
感動
(
かんどう
)
を
與
(
あた
)
へました。
中
(
なか
)
には
遁出
(
にげだ
)
した
鳥
(
とり
)
さへあり、
年老
(
としと
)
つた一
羽
(
わ
)
の
鵲
(
かさゝぎ
)
は
用心深
(
ようじんぶか
)
くも
身仕舞
(
みじまひ
)
して、『
家
(
うち
)
へ
歸
(
かへ
)
らう、
夜露
(
よつゆ
)
は
咽喉
(
のど
)
に
毒
(
どく
)
だ!』と
云
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
しました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
なぜなら、どんな高いところへあがっても平気なほどしっかりした
気象
(
きしょう
)
でしたから、一番
強
(
つよ
)
かったのですし、またちゃんと
下
(
お
)
り
道
(
みち
)
をこしらえておくほど
用心深
(
ようじんぶか
)
かったから、一番
賢
(
かしこ
)
いのでした。
強い賢い王様の話
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
光
(
こう
)
一は、すぐに、それが
生
(
い
)
きもののように
感
(
かん
)
じました。なんだか
気味
(
きみ
)
の
悪
(
わる
)
いものです。しかし
動
(
うご
)
きません。
用心深
(
ようじんぶか
)
く、
目
(
め
)
をこらして
近
(
ちか
)
づくと、
長
(
なが
)
い
足
(
あし
)
があって、二つの
目
(
め
)
が
光
(
ひか
)
っています。
真昼のお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
かわせみさん、そこが、
私
(
わたし
)
の
用心深
(
ようじんぶか
)
いところなんですよ。だれもすぐあなのまわりに、
私
(
わたし
)
たちの
好
(
す
)
きな
食物
(
しょくもつ
)
があると
思
(
おも
)
うでしょう。
私
(
わたし
)
が、それを
捕
(
と
)
らないのは、
巣
(
す
)
のあり
場
(
ば
)
をかくすためです。
南方物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
用
常用漢字
小2
部首:⽤
5画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
深
常用漢字
小3
部首:⽔
11画
“用心”で始まる語句
用心
用心口
用心水
用心家
用心棒
用心濠
用心金
用心堅固
用心梯子