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来
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う
ふりがな文庫
“
来
(
う
)” の例文
旧字:
來
汝
(
うぬ
)
野狐
奴
(
め
)
、また
来
(
う
)
せた。と得三室外へ躍出づれば、ぱっと
遁出
(
にげだ
)
す人影あり。廊下の
暗闇
(
やみ
)
に姿を隠してまた——得三をぞ呼んだりける。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それとも、お嬢と、おかみさん、二人へ御婦人ばかりだから、また仕事でもしようというんで様子でも見に
来
(
う
)
せやあがったか。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
晩方
来
(
う
)
せた旅僧めも、その同類、茶店の
婆
(
ばば
)
も怪しいわ。手引した宰八も抱込まれたに相違ない。道理こそ化物沙汰に輪を
掛
(
かけ
)
る。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
何が、この頃の
旱
(
ひでり
)
で、やれ雨が欲しい、それ水をくれろ、と百姓どもが、
姫様
(
ひいさま
)
のお
住居
(
すまい
)
、夜叉ヶ池のほとりへ
五月蠅
(
うるさ
)
きほどに
集
(
たか
)
って
来
(
う
)
せる。それはまだ
可
(
よ
)
い。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
皆
(
みんな
)
手前達が甘やかされて、可愛がられて、風にもあてず育てられた、それほどの果報にも飽き足らず、にきびの出る時分にはその親に
泣
(
なき
)
を見せて、金を
掴
(
つか
)
んで、女をもてあそびに
来
(
う
)
せるためだ。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
はあ、よもや、とは
思
(
おも
)
ふたが、
矢張
(
やつぱ
)
り
鯰
(
なまづ
)
めが
来
(
う
)
せたげな。えゝ、
埒
(
らち
)
もない、と
気
(
き
)
が
抜
(
ぬ
)
けて、
又
(
また
)
番人
(
ばんにん
)
ぢや、と
落胆
(
がつかり
)
したゞが、
其
(
そ
)
の
晩
(
ばん
)
もう
一度
(
いちど
)
行
(
ゆ
)
く、と
待
(
ま
)
つとも
無
(
な
)
う
夜
(
よる
)
が
更
(
ふ
)
けても、
何時
(
いつも
)
の
影
(
かげ
)
は
映
(
うつ
)
らなんだ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“来”を含む語句
往来
出来
将来
入来
元来
以来
性来
帰来
従来
去来
御入来
後来
被来
生来
由来
雁来紅
在来
来歴
新来
旧来
...