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時半
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じはん
やがて
時計が、十一
時半になろうとしたときです。ゴウ、ゴウといって
新たに
電車がつくと、まもなく
人々が、ばらばらと
階段へ
降りてきました。
例へば、それが
朝の九
時であつたと
假定して、
丁度其時に
稽古を
初める、
時々何時になつたかと
思つて
見る、
時計の
針は
廻つて
行く!一
時半に
晝食!
江の
浦へ一
時半の
間は
上であるが
多少の
高低はある。
下りもある。
喇叭も
吹く、
斯くて
棧道にかゝつてから
第一の
停留所に
着いた
所の
名は
忘れたが
此處で
熱海から
來る
人車と
入りちがへるのである。
上野を
立つたのが六
時半である。
かならず、七
時半に
迎えにくると
勇ちゃんがいったから、もう
起きて、ご
飯を
食べなければなりませんでした。
『
空かないだらう、
多分』と
帽子屋が
云つて、『お
前の
思ふ
通り一
時半まで
續けられるさ』
「だって、
勇ちゃんは、七
時半にくるといったもの。」