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せんりう
ふりがな文庫
“
川柳
(
せんりう
)” の例文
と
然
(
さ
)
も/\
若氣
(
わかげ
)
に
思込
(
おもひこ
)
んだやうな
顏色
(
かほいろ
)
をして
云
(
い
)
つた。
川柳
(
せんりう
)
を
口吟
(
くちずさ
)
んで、かむりづけを
樂
(
たのし
)
む
其
(
そ
)
の
結構
(
けつこう
)
な
部屋
(
へや
)
がしらの
女房
(
にようばう
)
を
怪
(
け
)
しからぬ。
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「成程八日目に神農樣の罰が當つて死んぢや、
分
(
ぶ
)
が惡いな。——
川柳
(
せんりう
)
にはうまいのがあるよ、『神農は時々腹も下して見』とね」
銭形平次捕物控:322 死の秘薬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
川柳
(
せんりう
)
」は日本の諷刺詩である。しかし「川柳」の軽視せられるのは何も諷刺詩である為ではない。
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
現に江戸の風俗詩
川柳
(
せんりう
)
に、小便組を
詠
(
よ
)
んだ洒落れた短詩が、數限りなく
遺
(
のこ
)
つてゐるのを見ても、その盛大さがわかります。
銭形平次捕物控:194 小便組貞女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
と
然
(
さ
)
も
若氣
(
わかげ
)
に
思込
(
おもひこ
)
んだやうな
顏色
(
かほつき
)
をして
云
(
い
)
つた。
川柳
(
せんりう
)
を
口吟
(
くちずさ
)
んでかむりづけを
樂
(
たのし
)
む、
其
(
そ
)
の
結構
(
けつこう
)
な
部屋
(
へや
)
がしらの
女房
(
にようばう
)
を、ものして、
居
(
ゐ
)
るから
怪
(
け
)
しからぬ。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
「
川柳
(
せんりう
)
に良いのがありますよ——若旦那樣と書いたを下女落し——とね、こいつは親分には御存じのねえ
情事
(
いろごと
)
だが」
銭形平次捕物控:247 女御用聞き
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
おや/\
鋏
(
はさみ
)
の
音
(
おと
)
をさせた。あつかましい。が、
此
(
これ
)
にも
似合
(
にあ
)
はう……
川柳
(
せんりう
)
の
横本
(
よこぼん
)
を
枕
(
まくら
)
と
斜
(
はす
)
つかけに
仰
(
あふ
)
ぎながら
鳥影
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
二十歳
(
はたち
)
前後ですが、これは念入の不器量、『
妬
(
や
)
く女房千人並の下女を置き』と言つた、
川柳
(
せんりう
)
が連想させるやうに、内儀の醜くさが反影して苦笑させられます。
銭形平次捕物控:264 八五郎の恋人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
川柳
(
せんりう
)
に、(
歌
(
うた
)
一
(
ひと
)
つあつて
話
(
はなし
)
にけつまづき)と
云
(
い
)
ふのがあると、
何時
(
いつ
)
かも
笑
(
わら
)
つて
居
(
を
)
りました、
成程
(
なるほど
)
其
(
そ
)
の
通
(
とほ
)
りと
感心
(
かんしん
)
しましたのが、
今度
(
こんど
)
は
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
で、
歌
(
うた
)
があつて
蹴躓
(
けつまづ
)
きまして
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「まア宜い、せい/″\火吹竹の稽古をすることさ。——總領は尺八を吹く面に出來——か、
川柳
(
せんりう
)
は面白いことを言ふぜ。八五郎の顏も、鼻の下が段々伸びて來るから妙さ」
銭形平次捕物控:124 唖娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
いまだと
早速
(
さつそく
)
千匹屋
(
せんびきや
)
へでも
卸
(
おろ
)
しさうなものを、
彼
(
か
)
の
川柳
(
せんりう
)
が
言
(
い
)
ふ、(
地女
(
ぢをんな
)
は
振
(
ふ
)
りもかへらぬ
一盛
(
ひとさか
)
り)それ、
意氣
(
いき
)
の
壯
(
さかん
)
なるや、
縁日
(
えんにち
)
の
唐黍
(
たうきび
)
は
買
(
か
)
つて
噛
(
かじ
)
つても、
内
(
うち
)
で
生
(
な
)
つた
李
(
すもゝ
)
なんか
食
(
く
)
ひはしない。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お前の眼にも變に
映
(
うつ
)
つたらしいが、兄妹でないと見破ることは出來なかつた。たゞ、兄といふ直助と、その妹といふお辰の取廻しが變に見えたんだ。——
川柳
(
せんりう
)
にはうまいのがあるよ。
銭形平次捕物控:141 二枚の小判
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
川柳
(
せんりう
)
に、
歌
(
うた
)
一
(
ひと
)
つあつて
話
(
はなし
)
にけつまづき、と
云
(
い
)
ふのがあると
何時
(
いつ
)
かも
笑
(
わら
)
つて
居
(
を
)
りましたが、
成程
(
なるほど
)
其
(
そ
)
の
通
(
とほ
)
りと
感心
(
かんしん
)
しましたのが、
今度
(
こんど
)
は
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
で、
歌
(
うた
)
があつて
躓
(
つまづ
)
きまして、
部屋
(
へや
)
がしらに
笑
(
わら
)
はれますのが
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
川柳
(
せんりう
)
、その他の文献にも明かですが、八五郎が釣られた見世物もその途方もないものの一つで、それがまた割れつ返るやうな大入りで、木戸錢を拂つて入つた八五郎も人波を分け/\
銭形平次捕物控:183 盗まれた十手
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「それ
川柳
(
せんりう
)
に良い句があるでせう、『若旦那樣と書いたを下女落し』とね」
銭形平次捕物控:331 花嫁の幻想
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“川柳”の解説
川柳(せんりゅう)は、五・七・五の音を持つ日本語の定型詩である。
(出典:Wikipedia)
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
柳
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
“川柳”で始まる語句
川柳点
川柳子
川柳式
川柳點
川柳久良岐