“川柳点”のいろいろな読み方と例文
旧字:川柳點
読み方割合
せんりゅうてん80.0%
せんりうてん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
加賀さまの雪振舞ゆきぶるまい。——加賀屋敷、冷てえ土だと泥土どろめ、と川柳点せんりゅうてんにもあるくらいで、盛夏の候、江戸の行事のひとつ。
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「近頃これがまた自棄やけ流行はやるんだってね——総領は尺八を吹くつらに出来、ってね——川柳点せんりゅうてんにはうまいのがあるよ」
町人の学者はわづか三右衛門といへる川柳点せんりうてんも、棭斎翁は誰も知れど、迷庵は誰も知らず、因て之を刻し世に公にせば、少年、抽斎と同じく升堂しようだうしたる報恩の一端にも可相成乎と
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)