川柳点せんりゅうてん)” の例文
旧字:川柳點
加賀さまの雪振舞ゆきぶるまい。——加賀屋敷、冷てえ土だと泥土どろめ、と川柳点せんりゅうてんにもあるくらいで、盛夏の候、江戸の行事のひとつ。
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「近頃これがまた自棄やけ流行はやるんだってね——総領は尺八を吹くつらに出来、ってね——川柳点せんりゅうてんにはうまいのがあるよ」
川柳点せんりゅうてんにそういう句がある。
花も刀も (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「勝手にしろ、——ふんどしを嫌いな男碁は強し——てな、川柳点せんりゅうてんにある通り、碁の強いのは半間はんまな野郎に限ったものさ」