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一盛
ふりがな文庫
“一盛”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひとさか
50.0%
ひとさかり
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとさか
(逆引き)
楓
(
かへで
)
「
若楓
(
わかかへで
)
茶色になるも
一盛
(
ひとさか
)
り」——ほんたうにひと盛りですね。もう今は世間並みに唯水水しい
鶸色
(
ひわいろ
)
です。おや、
障子
(
しやうじ
)
に
灯
(
ひ
)
がともりました。
続野人生計事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
いまだと
早速
(
さつそく
)
千匹屋
(
せんびきや
)
へでも
卸
(
おろ
)
しさうなものを、
彼
(
か
)
の
川柳
(
せんりう
)
が
言
(
い
)
ふ、(
地女
(
ぢをんな
)
は
振
(
ふ
)
りもかへらぬ
一盛
(
ひとさか
)
り)それ、
意氣
(
いき
)
の
壯
(
さかん
)
なるや、
縁日
(
えんにち
)
の
唐黍
(
たうきび
)
は
買
(
か
)
つて
噛
(
かじ
)
つても、
内
(
うち
)
で
生
(
な
)
つた
李
(
すもゝ
)
なんか
食
(
く
)
ひはしない。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一盛(ひとさか)の例文をもっと
(2作品)
見る
ひとさかり
(逆引き)
(
地女
(
じおんな
)
を振りも返らぬ
一盛
(
ひとさかり
)
。)そいつは
金子
(
かね
)
を使ったでしょうが、こっちは
素寒貧
(
すかんぴん
)
で志を女郎に立てて、投げられようが、振られようが、
赭熊
(
しゃぐま
)
と
取組
(
とっく
)
む
山童
(
やまわろ
)
の勢いですから
白花の朝顔
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
夏も極暑の節
一盛
(
ひとさかり
)
で、やがて初冬にもなれば、上の
社
(
やしろ
)
の森の中で狐が鳴こうという場所柄の、さびれさ加減思うべしで、建廻した茶屋
休息所
(
やすみどころ
)
、その節は、ビール聞し召せ枝豆も候だのが
政談十二社
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一盛(ひとさかり)の例文をもっと
(2作品)
見る
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
盛
常用漢字
小6
部首:⽫
11画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥
“一盛”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花
芥川竜之介